今日は六年生が卒業していく日。

 

今年の六年生は、低学年の時からず~っと問題だった学年。どの先生も手こずった子達だった。

 

だから、「今年の子達はサインを求めたりはしてこないだろう」と思っていたのだが、予想は外れ、運動場で道具の片づけをしていると、30人ぐらいが走ってやって来て、まるで3年B組金八先生のオープニングのように囲まれた。

 

 

みんな体操着と油性マジックを手に持っていて、私にサインをせがんできた。そして、20人以上の子が「できるだけ大きくサインしてください!」と言ってきた。そんな要望に応えながら一人一人の顔を確認すると、その中には、授業中うるさかった男子や、やけに反抗的だった女子もいたりして、びっくりしつつも嬉しかった。これがいわゆるツンデレというやつなのかな?

 

その後、校舎に入ってからも子供達が列になってサインや写真撮影をせがんできて、職員室に戻る途中で15分ぐらい足止めをくらった。集まって来た子達を見ると、中には「来年中学に上がったら先生がいないと思うと悲しい」と泣いている子も数人いた。

 

この数年間随分と手こずらせてくれた子達だったけど、「終わりよければ全てよし」ということで、いい気分で送り出せたのは良かったと思う。皆の将来に幸があるよう祈っている。