自己紹介欄にあるように、私は日本の高校を卒業後はアメリカの大学で学び学士号を取得した。

 

卒業後に帰国してからは、アメリカ人だらけのところに就職。そして週末には、JETプログラムで各地の学校に派遣されていたAET(Assistant English Teacher = 英語指導助手)とか、イーオンやNovaなど英会話学校の講師たちとしょっちゅう遊んでいた筆者注:AETは、現在ではALT(Assistant Language Teacher = 外国語指導助手)と呼ばれている】それに、アメリカ時代の教授や友人達ともメールでやり取りし、日本に居ながら生活の半分は英語だった。

 

彼らとメールや手紙のやり取りをしていくうちに、英語を母国語とする彼ら(ここから”ネイティブ”と呼ぶ)に綴りの間違いが結構あることに気が付いた。これは、彼らが音に合わせて綴っているからで、逆に言うと、彼らのその「綴り間違い」からネイティブ発音が学べるということを発見したのだ。

 

今日からそういったものを紹介していこう。あなたの発音もネイティブに近づくよ!

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では、第一弾の今日は「should have」

「should have + 過去分詞」で「~すべきであった」と日本語に訳されるものだ。さて、あなたはこれをどう発音する?「should」は「シュッド」、「have」は「ハヴ」。ということは「シュッド・ハヴ」かな?別にそれでも正解だが、話し言葉では単語から単語へと続く音が一体化、または簡略化されることがあるよね。

 

【日本語での例】

何(なに)しよるん?➔ 何(なん)しょーん?

【英語での例】

What are you doing? ワット・アー・ユー・ドゥーイング? ➔ ワラー・ユー・ドゥーイン?

 

この「should have」の場合、正しい短縮形は「should've」。しかし、多くの英語ネイティブが「should of」と間違って綴ってくる。ということは、間違った綴りだけど、そのように発音すればネイティブに近づくわけだ。これが私流のネイティブの間違いから正しい発音が学べる法則

 

では、これはどう発音する?「シュッド・オヴ」かな?、、、惜しいっ!カタカナ表記にして一番近いのは、「シュダヴ」

 

「should」の「d」と「of」の「o」がくっついて、そして「f」は「v」のように濁るので、「shouldov」。そして、「o」は日本語の「オ」と「ア」の中間ぐらいに発音されることが多く(Godが「ゴッド」に聞こえたり「ガッド」に聞こえたりするよね)、この場合は「ア」に近い。元が「have」の「a」だしね。故に「シュダヴ」

 

この発音の規則は、仮定法過去完了の「would have」「could have」にも当てはまり、それぞれ「ウダヴ」「クダヴ」と発音するとよりネイティブの話し言葉に近い発音になるよ。

 

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ちなみに、大卒以上の人は、「should of」というような口にする音をそのまま綴るという間違いはしない。大学での小論文などは正しい文法を使わないといけないから、ちゃんと勉強している。