広島東洋カープのドミニカ野球アカデミー出身のヘロニモ・フランスア(Geronimo Franzua)。今現在、カープにおいて一番安定し頼れるリリーフピッチャーであり、「フランスアで負けたのならあきらめがつく」  というほどファンからの信頼は厚い。

 

 

一方、これまでクローザー(勝っている試合の9回にでてきて試合を終わらせる役目のピッチャー)としてやってきた中崎翔太はというと、成績だけを見れば1勝0敗26セーブと完璧な守護神に見えるのだが、安定感が全くない。毎度毎度得点圏にランナーを出し、(満塁ホームランを打たれてもまだリードがある)5点差以上でないと安心して見ていられない。これまでは、打たれても打線が頑張って負けが付いていないというだけで、「出てきただけで相手チームには絶望感を与え、カープファンには勝利を確信させる」ほどの迫力・説得力はない

 

 

確かに、プリンス翔太こと中崎は、ここ数年安定した活躍をしてくれた。しかし、ここのところ調子はいまいち。私が相手チームの打者として、カープのピッチャーがフランスアから中崎に代わったら、「おっしゃ!まだチャンスはある!」と、逆に燃えるだろう。それぐらい調子を落としている。

 

なのに、緒方孝市監督はというと、頑固に中崎をクローザーとして起用し続ける。訳が分からない。先日は一点入れられ辛くも勝利。今夜は一点差で出てきて打たれて、最多勝を争っている大瀬良の勝ちを消した。

 

緒方監督!こういったところを見極めて臨機応変な采配をせんと、とてもじゃないが短期決戦の日本シリーズは勝てりゃあせんで。いや、CS突破すらもあやしいど。もうちいと頭に柔軟性を持ってやろうや。

 

もう一回言うとくで。

相手チームは、フランスアから中崎に代わったら、「よっしゃ!まだまだ勝つチャンスはある!」と気合入れ直してかかって来よるんど。そこが分からんかの―?!

 

今のままでは中崎にとっても良うない。もし、このまま中崎を守護神でいきたいんじゃったら、登録抹消して休ませて、二軍で調整させほうがええんじゃなかろうか。そんで、心技体完璧な状態で復活してもらおうや。その間のクローザーは、安定度抜群のフランスアに任せればええこと。