私は、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)をよく見る。「変な書き込みが多い」など良くないイメージもある5ちゃんだが、掲示板に行ってスレッド一覧を見ると、各板に何十とあるスレッドのタイトルをサラッと読むだけでも日本で何が起こっているかがよく分かるから、結構重宝している。

その5ちゃんの「芸スポ」板で野球の結果があるスレッドに入ると、いつも「野球は退屈で、アメリカでも人気が落ちている」という書き込みをよく目にする。

確かに、時間制で得点を競うハンドボールやサッカーやバスケットボールでは、選手が動きっぱなしで攻守がいつ変わるかわからない分、目が離せない。

だが、私は野球は面白いと思う。一番の魅力は、「試合の最後の最後までどちらのチームにも勝つ可能性がある」というところ。例えば、4月19日のカープ対ヤクルトの一戦。負けていたカープは最終回もあっさりツーアウトを取られ、「今日はもう負けだ」と思った私は、スマホを消音にして眠りについた。負けたとばっかり思いながら、、、しかし、次の日の夕方仕事が終わってから、5ちゃんの芸スポ版で「延長12回にサヨナラ勝ちした」と書いてあってビックリ!なんと、9回ツーアウトランナー無しから同点に追いつき延長戦になり、12回もこれまたツーアウトランナー無しからのヒット2本でサヨナラ勝ちしたというではないか!!【こちらをクリック

 


そして、次の日、またもやカープは逆転。一挙5点を取っての逆転に、「今日も勝った!」と喜んで、ゆっくり風呂に入った私。30分後、ルンルン気分で風呂からあがり、スマホでカープの連夜の勝利を確認した、、、つもりだったのだが、なんと逆転したその裏に7点も入れられて負けているではないか、、、ショック

「くそボケが!ムキー」と怒り心頭の私であったが、よく考えてみると、これこそ野球の醍醐味である。九分九厘負けていても、そこからの逆転が可能なスポーツ。9回裏ツーアウトでランナー無しになっても逆転する(される)可能性があるこの魅力。あー、バッティングセンターに行きたくなってきた(オーストラリアには無いけど)。