昨年11月、クラウンカジノ主催の「Crown's Japanese Spring Festival(日本春祭り)」に行ったことを書いた。前日までこの催しのことを知らなかったのだが、以前インタビューしたGeorge & Noriko(上川ジョージ&只野徳子)がフェイスブック上で演奏日時を告知していたから行ってみることにしたのだった。今回は、例の「東京に住んですごく訛ってしまった親戚の娘」も【こちらをクリック】一緒に行った。彼女は、三味線と同じく弦三本の沖縄の楽器「三線(さんしん)」を弾くから、興味が湧いたみたいだった。

着いた時には既に演奏が始まっており、道行く人たちがたくさん足を止めて二人の演奏を楽しんでいた。観客の年齢は子供からお年をめした方まで、人種的にも白人日本人アジア人中東系などまさに多文化社会オーストラリア、という客層。

ジョージが曲の間に挟むジョークも冴え(もちろん英語で)観客達を笑わせ、演奏はオリジナル曲の他にも、古いブルースのカバーあり、津軽三味線の古典「じょんがら節」もありのいろんなスタイルで人々を魅了する。どの曲か忘れたが、ある曲の途中でノリコが私に気付いて、目で合図をしてくれた。

終わりの方で演奏された、ジョージ作の日本語の歌詞の歌「Sake Blues(酒ブルース)」では、ジョージが客席に参加を促し、観客達もそれに応えて「♫~サケ、サケ、サケ~♫」の大合唱で盛り上がりも最高潮に!さらに、最後を飾った、Elmore James(エルモア・ジェイムス)「Shake Your Moneymaker(シェイク・ユア・マネーメイカー)」という曲の途中では、ノリコは三味線を太鼓のバチに持ち替え、ジョージは途中でビールを飲み干し空になった瓶でボトルネック演奏!観客の拍手喝采の中、二人はステージを終えた。

終演後にはCDを求める人の列ができるほどで、二人も一枚ずつ丁寧にサインして、写真撮影にも気軽に応じていた。そのうちの一人はブルースの本場であるアメリカからの黒人観光客で、その人が「君達はニューオーリンズに来て演奏するべきた!」と二人に伝えていたのを私は耳にした。本場アメリカの黒人に認められたジョージ&ノリコ」。アメリカでの公演も近いかな?!?

gn

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