【part2 へ】


メルボルン タラマリン 国際空港の空は日本で見るそれよりはるかに青かった、
晴天とまでは言えない,イヤむしろ曇っていて少し肌寒い感じがしたことを覚えている。
実際、朝到着したということもあるのでしょうが、日本を離れた時の昼間の気温とさほど変わらないような気がしました。 
(後で気づいたことなのですが、メルボルンの気候は日が照っていないとさほど暑くならないのです。)

オーストラリア、という国の知識は日本人にとってゴールドコーストのイメージが強いのではないかと思いますが、実際日本が3つから4つ入るくらいの国土がありまして、広大な大地が広がっているのですよ。 縦に長いだけの日本と違って縦にも横にも広がっている大きな島だそうです。

当日、僕だけが出迎えされていた訳ではなく、他に数人到着した人がいました。 前々回書いたように荷物チェックにトラブった僕は出て来るのが遅れ、もうすでに3人の出迎えサービスをお願いしていた方がいました。
その内訳は日本人が2人、台湾人が1人でした。遅れていた僕が最後かと思いきや、後からもう2人が来て(日本人1人、台湾人1人)総勢6人が同じ飛行機に乗っていたようでした。

全員集合! かと思いきや、浮浪者風のおっさんはニコニコしながらフラフラしながらトボトボと表に出ては立ち止まり、また戻ってきては出て行きを繰り返してました。
???とみんな思っていたのでしょう。 あまり会話はしていなかったのですが、不安そうな顔をしていました。

そう! どうやら そのおじさんは出迎えサービスを受け持った人の友達、と言うか知り合いだったのです。
彼はすでに僕らが到着した飛行機の前に降り立った飛行機に乗った他の学生さんたちを出迎えて送りにいっていたのでした。 英語もさっぱりな僕には質問するという勇気もなく、ただそこに立ち竦むしかなかったのです。

待つこと1時間弱、彼ことピーターは来たのです。

ヒョロっとした体に少しだけMがかった頭、 とても素敵な笑顔の持ち主でした。
空港で待って下さっていた、一見汚めに見えたおじさんはその彼に頼まれて待っていて下さったようです。
やっとの事で荷物を車にのせ、いざホームステイ先へ!

すると突然、車で走っているうちにやっと外国の実感が体中に伝わって来たのです。
道路の幅は日本で見るのとははるかに違って広く、周りの景色は野原,野原,野原!



『広い!!!』




の一言でした・・・

空も空港で見るのとは違って全面が見え、真っ青な空が全天に広がっていました。
今でも言葉に言い表せないんですが、良かったですねぇ~


つづく






青い空
白い雲