フジテレビ深夜アニメ枠、ノイタミナ。
意外と好きでよく視たりしています。
その時間帯のCMで初めて知りました。
「PROJECT ITOH」
「夭折の作家、伊藤計劃。
彼は自分が去った後の世界に物語を遺した。
計画を遺した。それは祈りなのか、悪意なのか・・」
私と同じ1974年に生まれ、2007年「虐殺器官」でデビュー。
その2年後、遺作「ハーモニー」を遺し、2009年肺癌で亡くなった。
約30枚の未完成原稿は絶筆として雑誌に収録。
遺族の承諾を得て、盟友、円城塔がこの原稿を書き告ぐ形で
2012年「屍者の帝国」が刊行。
「彼は自分の名前を決めたときから
自分自身の作家としての生涯を計画していたのかもしれない。
没後5年、彼の計画を受け継ぐプロジェクトが始動。
計劃<PROJECT>は止まらない。」
日本アニメ界のクリエーター陣が集結、映画化へ。
どうです、彼の背景を垣間見るだけで
彼の作品だけでなく、彼自身の素晴らしさが感じられませんか。
普通、亡くなった作家さんの作品を映画化したり
書き告ぐなんてちょっと考えにくいです。
その映画化第一弾「屍者の帝国」
視て来ました。
19世紀末、死者蘇生技術が普及した世界。
魂の抜け殻の機械的に労働する屍者が群がる世界。
主人公ワトソンと親友フライデーは
人間が亡くなると21グラム体重が軽くなることから
魂の重さとされる、その21グラムの証明
魂のある屍者、完全なる死者蘇生の研究をしていた。
ワトソンは死んでしまったフライデーの体を
死者蘇生技術で屍者として蘇生。
果たしてその体に魂はあるのか、呼び覚ますことはできるのか。
言葉があれば意思がある。そこに魂はある。
魂の再生は可能なのか。死してなお、生き続ける技術とは。
「求めたのは21グラムの魂と君の言葉」
ワトソンの旅がはじまる。
SF作家というと、宇宙的な作品のような印象で
そんな作家が紡ぐ「屍者の帝国」ってどんなものかと
大変興味がありましたが、とても衝撃的な内容でした。
彼の作品には「絶望」と「希望」とが詰め込まれており
強烈に「未来」を問いかけると書かれていました。
「こんな時代」と感じる現代。その先の「未来」。
こんな時代に生まれた作家、伊藤計劃はここまで
現代に疑問を感じ、未来に遺そうとしていたのかと
何かを感じました。
何か感じるものがあると思います。
是非、一度ご覧ください。
「残念ながら、死してなお生きようとするほど
未練がない私。誰か希望と未来をくださいwww」