最近、住まいはそこに住む人のストレスなどに大きな影響を与えていると考えられはじめ、「建築医学」という分野が脚光をあびています。
ある書籍によると、著者が喘息ぎみになった時、深夜に激しく咳き込み、寝不足になったそうです。シックハウスかと思ったそうですが、寝室の状況に理由があったそうです。クロゼットのついた寝室だったのですが、ドライクリーニングから戻った服がしまってあり、防虫剤もたくさん入ったそのクロゼットの引き戸を開けたまま寝ていたことに原因があったのです。
それから、閉めたままにしておくと洋服にカビが生えてしまうので、日中はクロゼットを開け、寝る時には閉めて中で除湿機を一晩中運転させるようにしたら喘息症状が治まったそうです。
設計時点での対策としては、壁は桐などの調湿機能のある材料を使い、部屋とクロゼットはつながっているので、室内の換気をクロゼット経由で行うようにし、クロゼットの空気を室内に流さないよう考慮することがあげられます。
衣服にまつわる化学物質が病気の原因となることがあるという一例です。