前日の米国市場でAI半導体関連の決算見通しが期待に届かず、SOX指数が大きく下落した流れを受けて、日経平均も続落。今夜の米5月雇用統計と来週のECB理事会・日銀会合を控え様子見ムードが強まり、金も4,500ドル手前で方向感を欠いた。
日経平均は-1.31%で66,588円、続落で一時1,600円超安
前日の米半導体大手の決算が市場予想に届かず、SOX指数は2%超下落。東京市場でも値がさのAI・半導体関連株への売りが膨らみ、日経平均は一時66,000円を割り込んだ。一方、出遅れ銘柄への物色が支えとなり下げ渋り、プライム値上がり銘柄数は76.4%と幅広く、海運・保険・内需株が堅調だった。
ドル円は159.90円と前日比7銭の円高、神経質な値動き
160円台では介入警戒で上値重く、159.90〜160.02円の狭いレンジ。片山財務相が「必要に応じていつでも適切に対応」と発言も影響は限定的。植田総裁は3日に「不透明な状況でも利上げ議論」「物価上振れリスク高まれば」と発言し、6月会合での1.0%への利上げ検討を示唆していたが、市場の反応は一巡。
原油は92.27ドルで-0.70%、92ドル台で小動き
日中レンジは92.20〜93.54ドル。トランプ氏が「米兵に犠牲が出なければ対イラン軍事作戦は再開しない」と慎重姿勢を示したと報じられ、原油の上値は重い。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉に大きな進展は見られず、95→92ドルへの調整局面に。来週10-11日のECB理事会、6月15-16日の日銀金融政策決定会合と材料目白押し。
金は4,464ドルで-0.24%、4,428〜4,481ドルの荒い値動き
日中レンジは53ドル幅と振幅。今夜の米5月雇用統計を控え、ポジション調整の動きが優勢。米10年債利回りの低下とドル円の160円足踏みは金にプラスだが、株式市場の利確売り一巡を背景にしたリスクオフ感は限定的。
注目すべきは、原油が92ドル台まで下げる中でも金が4,460ドル台で踏みとどまっている点。市場は「日米中銀の政策ギャップ縮小→円高余地」と「中東リスクの構造的長期化」を継続的に金の支援材料として認識している模様。
雇用統計が予想を上回ればFRBの年内利上げ観測が強化されドル高・金安、下回れば景気減速懸念で金は反発の展開。週末から週明けにかけてはECB・日銀の政策判断にも注目したい。
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