Ⅲ 蛙
雨が降ると雑草が伸びる。
植えた花の方に肥料が行き渡らない。
咲く花を見たい。雑草を抜く。三十分。小休止。
抜いた雑草の山の上に🐸蛙が一匹。
その時。
蛙を目がけて鶚(みさご)が急降下。
海の魚を食べる中型の鳥が魚のいないこんな所に何故現れた。
蛙は鶚の餌になる瞬間。蛙は鶚が降下と同時にまだ抜いていない雑草に身を隠した。
自然界は驚くばかりの変わりようだ。
この花畑には肥料を生ゴミや雑草の堆肥を使っている。
化学肥料は人体にも動物にも何らかの影響を与える。
この花畑にはミミズも虫達もそして蛙も住んでいる。
ミミズは土を柔らかくしてくれる。蛙は悪い虫を食べてくれる。
雑草が全部抜いた。それでも蛙は時々姿を見せる。
隣の奥さんが来た。何時ものように小型犬を抱いている。
蛙は保護色の草色と茶色がいる。
慣れなないと中々気づかない。
腰掛けて世間話。
突然奥さんの手から犬が飛んだ。その先には蛙がいた。
それより早く蛙が飛んだ。
あんな小さい蛙が二メートル以上も飛んで叉飛んで花畑を抜けて
林で消えた。
今日は晴れている。いい気持ち・・・
蛙がここにもそこにも遊んでいる。
Ⅳ 山鳩
少し離れた林の方から《ほうほー・ほっほー>>>と山鳩の声。
青い空に広がっていた。
何時も庭につがいの山鳩が遊びに来る。
一羽は必ず枝にいて見張る。
二羽が一緒の時は頭の動きは右・左とおなじに動かすのが面白い。
仲が良い。
ここの樹をカラスが自分達の縄張りと勘違いしている。
それでもいろんな野鳥が集まってくる。
山鳩の来る回数が少なくなっていた。
そして来るのは一羽だけ。
餌を食べて帰って行く何時も一羽。
もう忘れていた秋の朝。
餌台の上の大きい山鳩の真ん中に小さい山鳩。
三羽は頭の動かし方が同じに餌を食べて帰って行った。
藍色の空に三羽の姿が美しい。
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山鳩はキジバトの別名です。あお鳩とも言います。
群れで生活はしない。
そして三羽の家族の姿を見た人は{幸せ}になれる。
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