3つのプレリュード(ガーシュイン) | ヴァイオリニスト エルノ・ローザ/Ernoe Rozsa スタッフブログ

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3つのプレリュード(ガーシュイン)

Three Preludes George Gershwin


アメリカ人のジョージ・ガーシュインは、作曲家でありピアニストでもありました。 彼の作品はポピュラー音楽とクラシック音楽の両方のジャンルに属し、ヒット曲は広く多くの人に知られています。 その中でも、オーケストラ向けの作品「ラプソディ イン ブルー」と「パリのアメリカ人」、そして、歌劇「ポーギーとベス」です。 「3つのプレリュード」は短いピアノの楽曲で、はじめはガーシュイン自身によって1926年にニューヨークで演奏されました。 いずれのプレリュードもジャズの影響を受けた、20世紀初頭のアメリカのクラシック音楽の代表作として、知られています。 当時の聴衆たちは、この曲を変ホ短調の「スペイン曲」と呼びました。しかし、現代では、これは少し違う表現と感じるかもしれません。 (これはモーツァルトのトルコ行進曲について、現在では何よりもウィーン風の音色に聞こえますが、 当時は「オリエンタル」と言われていたのと似ています。) 短く、しかし、劇的な導入のあと、メインテーマが現れます。 2つのメロディーが「問い」と「答え」のような対になって流れます。この対が調和のとれた構造を全体にもたらします。 「問い」が変ホ短調で、「答え」がへホ長調で応じます。 編曲をしたハイフェッツはガーシュインの友人でした。この曲以外にも多くのガーシュインの作品を編曲しています。 非常にエレガントなジャズダンスのスタイルも持ています。 しかし、一方でスペイン的なテイストも聞き取れます。