女帝とは「溢れるほどの愛情・母性の持ち主であり、愛と豊かさ・繁栄の象徴」を示します。
女帝というだけあって、周りへの包容力・影響力も抜群です。女性の強さを兼ね備え、それでいて自然体。女性的な魅力を最大限に発揮できる人。生み出す力があります。一般的な母親のように、大切な者に対して見返りを求める事はしません。女帝の世界観

存在しているだけで、自分の女性性を最大限に活かせることができ、それが結果的に実りや豊かさとなって現れてくる事を教えてくれるカードです。そのエネルギーは強い影響力を持って、現実に繁栄されていきます。
女帝は母性があり、女性ならではの強さを持っており、生み出すことに長けている事を示す。理想的な母親像の象徴です。
女帝のカードから読みとれる世界
ゆったりとしたマタニティドレスを身にまとい。微笑んでいます。誰を攻撃するでもなく、攻撃するような道具も持たず、横にあるのは盾だけです。盾には金星(愛)のマークが記されており、女帝の周りには森や川があり、稲穂が実っています。愛を持つだけで、自然のものだけではなく冠や豪華な椅子などの物質さえも、手中に納めることができる事を暗示しています。
女帝は、ただ自然体でいるだけでなんでも生み出すことができる事や、無理せずありのままでいるだけで豊かさを享受することが出来る本来の女性の姿を私達に教えてくれているのです。
女帝が正位置で出た場合の意味
女帝が正位置で出た場合の一般的な意味は
「繁栄・恋愛・結婚・出産・実り・豊かさ・母性・愛情」
となります。今やろうとしていること、またはすでにやっていることは実りの時を迎えます。自信が湧いてきて、なんでもできるような気持ちになっているかもしれません。自分の持っている女性性を最大限に活かすことが出来る時ですので、そういった行動をとる事で周りに影響力をもたらす事ができるでしょう。女性性とは、包容力・見返りを求めない愛情・生み出す力を示唆します。自然体でいられ、自分の魅力を出すことができるので、個性が光り、人気が出てきます。女帝のような人物・主に母親や女性を示していることが多いです。
女帝が逆位置で出た場合の意味

そもそもの女帝の世界観は変わりません。
「自然体でいることで自分の女性性を最大限に活かせることができ、それが結果的に実りや豊かさとなって現れてくる」
事を示しているのです。ただし、逆位置の場合はその力が正しく発動しません。
自己主張が激しくなり、自然体でいられない
- 傲慢になる
- 浪費が激しく、派手さが目立つ
- 出しゃばり・欲張りになる
- 依存が目立つ
など、女性のマイナス面が目立ってきます。女帝は、正位置では「理想の母親像」ですが、逆位置になると「毒親」となることもあります。
個性が悪い意味で目立ってくるようになる上に影響力が強いので、周りを上手に育てられない。上手に愛してあげることができなくなったりすることがあります。実際に、母親とのトラブルを示すときに、逆位置で出現することがかなり多いですよ。
女帝の逆位置。どうアドバイスする?
例えば女帝の場合
自己主張を強くする原因は何か?何をわかってもらいたいのか?
- 傲慢になってはいないか?
- 浪費は、本当は何を埋めたくてしているのか?
- 不足感はないか?
- 自分には何もできないと思っていないか?
などを考えると解決の糸口が見えてアドバイスしやすくなるかと思います。