シャーマンとは何か?① | 「色庭日記」オーラソーマと楽しいことのサロン&スクール カラーズガーデン

「色庭日記」オーラソーマと楽しいことのサロン&スクール カラーズガーデン

「カラーズガーデン」代表の鮎沢玲子です。カラーズガーデンは栃木県宇都宮市にあるオーラソーマを始めとした楽しいことのサロン&スクールです。 お店での出来事やイベントのお知らせなどを中心に、カラーズガーデンの様子をお伝えしていきます。

6月下旬、モロッコ在住の日本人シャーマンと旅をしてきました。
その旅を通じて受け取ったこと。



【嬉しいお誘いと天の采配】
モロッコ在住の日本人シャーマン Tomoko Fatimah Itoさん(以下Tomoko さんと表記)から「6月に日本に行くので、玲子さん 一緒に東北を旅しませんか?」とお誘いを受けたのは4月中旬のこと。

私が別の件で5月に岩手県花巻市で、音楽のライブとライアーの交流会を開くことを決めた直後のことです。

 Tomokoさんと知り合ったのは昨年の春ごろですから、まだ1年あまりしか経っていません。
直接お会いしたことはなく、オンラインで話したりセッションを受けたり受けていただいたり、という関係性だけでした。

なので、なぜ私にそのような提案をしてくれたのか真意はよくわかりませんが、お誘いの言葉には「ふと思ったのだけど、一緒に回ったら楽しいかな」とありました。

私も深く考えずに直感的に「楽しそう!ぜひご一緒したいです!」と二つ返事でOKしました。

お話をいただいた4月頃、私はあまりやる気が起きず先々の予定をほとんど入れていない状態で、幸いにも Tomokoさんが日本に来られる時期私のスケジュールは真っ白だったのです。
思えばこれも天の采配かもしれません。

5月下旬にモロッコを立ち、ブルガリアやギリシャを経て6月中旬に日本に着いた Tomokoさん。

私とは6月24日から28日まで、4泊5日の東北を回る旅です。運転手兼アシスタント(シャーマン見習い)として同行させてもらうことになりました。


【岩手は龍のお腹の中】
旅の初日。宿泊先の宇都宮のホテルに車でお迎えに行き、初めてご本人と対面しました。
思った通りの暖かいエネルギーに溢れたひとです。
気取るところが全くなくて、それでいてとても繊細に気遣ってくれるところがあり、私は一瞬で彼女のファンになってしまい、一緒だった5日間ずっと幸せな気持ちで過ごしました。

最初の目的地は岩手県花巻市。この日私たちの最大のミッションは花巻の「大沢温泉」に入りに行くことでした。

一緒に露天風呂に浸かり併設の食堂で素朴な晩ごはんを食べ、まだ陽が高いのでその足でスーパーマーケットで買い物をしてから宿泊先のリゾートホテルへと向かいました。



その間とても不思議な雲がずっと見えていました。
龍のお腹のような波型の雲です。
翌日もその次の日も、岩手県にいる間じゅうそんな雲がずっと見えていました。

岩手県、特に花巻市にいるとき何か夢の中にいるような気分なのです。
もしかしたらあの不思議な雲がずっと出ていたのは、私たちは龍のお腹の中にいたのかもしれない・・・なんて思います。



2日目は花巻市のカフェでモロッコのお茶会でした。
12名ほどの方が集まり、賑わいました。

帰りには主催の朋美さんのご自宅(遠野市)へもお邪魔したり、と盛りだくさんのスケジュール。
岩手での2日間はあっという間に過ぎてゆきました。


【奥会津で出会った若者たち】
3日目は岩手を南下しました。
平泉の中尊寺などを訪れ、夕方には次の目的地の福島県奥会津にある金山町へ。



ここでは古民家を改装しながら住んでいる宗形さんご夫婦のお宅に2泊させてもらいました。

自然の恵みに溢れた食事やさまざまな体験、素晴らしい温泉や森の散策(冒険?)など貴重な経験をたくさんさせていただきました。

実はこの時Tomokoさんとは別行動。彼女はこの日の昼間ほとんど寝ていました。シャーマンはよく寝るのだと知りました。



宗形さんご夫妻は移住者です。
他の地域から移住した人たち、特に若い世代の人たちと交流があり、4日目の夜にはここでTomokoさんを囲んだお話と瞑想の会が開かれました。

参加者の多くが、30歳前後の若者たちでした。
彼らは自分の力で移住して、独自の仕事や望む暮らし方を創造しているのです。

Tomokoさんのリードで、その時初めて瞑想を経験した人がほとんどのようでしたが、シェアを聞いているとはっとするような気づきや深い言葉が交わされていました。
彼らのような若者は、確かに日本で少数派かもしれません。
でも真実を見ようとしている、自分にとっての真実を生きようとしている人たちです。

内なるガイドの声に導かれて縁もゆかりもないモロッコに1人で移り住んだTomokoさんと出会えたことは、彼らにとって大きな勇気や確信になったと思います。


【間近で見たシャーマンの仕事】
5日目の最終日
本当はこの日の予定では妖精美術館を訪れるはずでしたが、Tomokoさんは予定変更してどうしてもここへ行きたい、と譲りませんでした。
それは妖精美術館の近くにある沼沢湖という湖と、そのほとりにある「沼御前神社」でした。

5日間一緒にいてTomokoさんのこうした主張を聞いたのはその時だけだったように思います。
なので、きっと譲れない何かがあるのだと察したのです。