ゴールデンウィークから昨日まで、実家で母と着物の仕分け作業をしました。
やってもやっても終わらない…ちょっと気が遠くなりかけましたが、3回目にしてやっと箪笥の中を全部見直し終わったのです。
買い取ってもらうもの、ひとにあげるもの、残すもの。
あとは来週の買取に立ち会います。
いくらにもならないかと思うけれど、無駄にしてしまうよりはまだましです。
作業しながら
「これ着てお芝居見に行ったり、お茶のお稽古に行ったりしたのね」と私。
「もう着ることもないから。着物を着るのだって一苦労だもの」と、母。
…確かにわかります。
着るのには結構、体力つかう。
仕事柄母は若い頃から、改まって出かける時にはほとんど着物を着ていました。
小学生のとき授業参観に母が着物で来て
「玲子ちゃんのお母さん?」と友達に羨望の眼差しと共に軽く驚かれたのをよく覚えています。
晩年は茶道を習い始めて、お稽古にいつも着物を着るのが楽しみだったようです。
「お棺に入れるときはこれを着せて」という指定もしっかり承りました。
半衿と着物のコーディネートまで決めてた…流石ですわ。
まあ、まだまだ先だと思いますが。
今回、もう着物は増やすまいと心を鬼にしたけど、やはりお下がりの着物を数枚もらってしまった。
上の写真は小千谷縮のお召し。
もらった次の日に早速、栃木市の朗読会に来て行きました。
あと、普段に着る白大島と黄八丈風の紬も。
大事に着ます。
私の着物好きは母譲り。
この写真は、貰わなかった名古屋帯。
でもこうして見るといいな〜、なんてね。
和服…手間は掛かるけれど、やっぱり良いです。
着ると背筋がシャンとする。