自分の手でライアーを作るということ | 「色庭日記」オーラソーマと楽しいことのサロン&スクール カラーズガーデン

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「カラーズガーデン」代表の鮎沢玲子です。カラーズガーデンは栃木県宇都宮市にあるオーラソーマを始めとした楽しいことのサロン&スクールです。 お店での出来事やイベントのお知らせなどを中心に、カラーズガーデンの様子をお伝えしていきます。

※この記事は2020年3月に書いたものに加筆修正しています。


今年10月に栃木で開催するライアーワークショップの鬼塚先生(鬼ちゃん)が、以前SNSに写真をあげていたことがある。

長野県佐久市で、良い木材と出会えたと書いてあった。

製材所の方と話して木を選んでいる。


元はこんな大きな板なのですね。

私が「これが良い音色のライアーに生まれ変わるのですね」とコメントしたら

「楽器として300年以上使われる想定で選びました」と鬼ちゃんから返事が返ってきた。

なんだか頭をがーんと叩かれたような気がした。

ライアーを作った私たちの肉体が滅んでも
なお長いあいだ、作ったライアーは残るのだ。

これは心して作らねばならないし
作ったあとも大切にしなければならない。
それくらい価値のあるものを私たちは作るのだから。


私が制作した4台目 ケヤキのライアー10弦
これも300年残るのか…

いま、コロナの騒ぎでこの先どうなるんだろうとか、不安を感じている人も多いと思う。


私が初めてライアーを作ったのは2015年の5月のこと。もう5年も経ったのだ…

その年のはじめに、私にはあるひどい出来事があり、3月に今のところに引っ越して、絶望のどん底から這い上がろうとしていた頃だった。

いろいろなことにナーバスだったし、相手をとても恨んでいたし、とにかく生きるのが辛かった。
この後どうやって生きていけるのだろうなんて考えて、時々涙したりしていた頃だった。

そんな時に沖縄で開かれるライアーを作るワークショップを見つけて、なぜか「これだ!」と思い、なんの迷いもなく参加した。
それが今につながっているわけだけれど。



初めての体験だった。
無心になって木を彫る。ひたすら彫る。
そのうちに木から、どう彫ってほしいのかが伝わってきた。
素直に彫らせてくれる向きや、速度や深さがわかるようになる。

こんなに夢中になって何かをしたことが最近あっただろうか。
話もしないものに問いかけて、どうしてほしいかこんなに繊細に探ることがあっただろうか。

人間に対しても、これほどの情熱と繊細さで向かい合うことができたら、私はどんな関係性でもこの先作っていけるかもしれない。
そんな気持ちになる。

まさに木と対話し、自分と向かい合うことができた3日間だった。(当時は3日のコースだった)
それを通じて、自分の中の不安や怒りや悲しさが、次第に浄化されていった。


昨年イギリスのオーラソーマの研修で、皆んなにライアーヒーリングしまくる私。


木を彫ってライアーを作ってみたら、私には新しい世界がやってきた。

弦を張って出来上がったライアーの音色を初めて聴いた。
自分の指が弦をはじいて、音が生まれる。私だけの音。

それは新しい音楽の世界。
新しい音との付き合い方。
音によって自分自身が癒され、人を癒すこともできる喜び。
ライアーによって、神聖な場所や、森や湖など自然とつながることができるようにもなった。

私を取り巻く世界は、ライアーによって大きく変わったのだ。



いつも栃木県佐野市「磯山弁財天」のお堂でライアーを弾く。神聖なものに繋がる私の大切な時間。


だから、もし作ること(参加すること)を迷っている人がいたら私ははっきりと言いたい。
あなたに迷いや不安があるなら、尚更いまライアーを作るべきだと。

今こそ、新しい世界を手に入れてほしい。
その新しい世界の視点で、あなたの周りを見てみてほしい。

自分自身で作ったライアーには、あなたが必要なものにつながる力があるのだ。
新しい世界へ誘う力があるのだ。

だからぜひ作ってほしい。
あなた自身の手で、あなたのライアーを。


2020年10月24日~27日(土~火)栃木県宇都宮市で
鬼塚聖貴先生によるライアー制作のワークショップが開かれます。
詳細はこちら

 


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