失恋の傷を癒す最善の方法とは、小説を書くことだ。
ヘンリー・ミラーはこう言った。

時代や地域を超えて、数多くの作家や芸術家によるあらゆる作品は、このように生まれているのかもしれない。
個人的な辛さや寂しさを癒すために。

では、私のこの苦しみを癒すものはなんなのか。
先日パチンコで7万円負けたこの傷を癒すには、どうすればいいのか。
そこで私は詩を書くことにした。


「パチンコの詩」
鈴木パチ夫

ぱちぱち ぱちんこ ぱちんこ ぱちん
財布の中からお金を入れて
銀色の玉がジャラジャラと
ぱちぱち ぱちんこ ぱちんこ ぱちん

きゅいきゅいきゅいんきゅきゅいんきゅきゅいん
おいしい焼肉食べたいな
回らぬ寿司屋に行きたいな
きゅいきゅいきゅいんきゅきゅいんきゅきゅいん

それそれ それいそ それいそ それい
花の慶次を打とうかな
それか北斗かAKB
それそれ それいそ それいそ それい

どっどど どどうど どどうど どどう
7万円が吹き飛んだ
今日のごはんはパンの耳
どっどど どどうど どどうど どどう

いらいら いらいら いらいら いらい
かなり機嫌が悪くなる
だけど明日も打ちに行く
ぱちぱち ぱちんこ ぱちんこ ぱちん