あの日君は言った


    『今度二人で海へ行こう』



  あの日からどれだけの時間がたったのだろう



    気付いた時はもう遅くて



  僕の隣に君はもいない



    ふとあの日の記憶がよみがえり



  目を腫らした日もすくなくなかった



    それでも僕は歩き続ける



  古い記憶は過去という名のゴミ箱に捨て



    新しい記憶は”ミライ”と言う名のデータに残し



  前を向いて歩き出す