磐座信仰 | 仙台若林区小さなおうちサロン・オーラソーマサロンAQUA”

仙台若林区小さなおうちサロン・オーラソーマサロンAQUA”

本来の自分に還る道
オーラソーマサロンAQUA”米沢英巫(まいさわえみこ)です
自分らしさを思い出し、あなたの光を解き放ちましょう!

みなさま、こんにちわ。
先週末から一段と

冷え込みが厳しくなりました。

いよいよ冬将軍の到来ですね。

 

さて、先週末の事ですが、

当初、茨城の友人宅へ

遊びに行く予定だったのですが、

急遽予定が変更となり、

友達が仙台に来るという流れとなりました。

 

以前から東北の磐座を巡りたいと

言っていたので、オススメの磐座へ

案内させていただくことになりました。

今回、巡ったところは

何回か訪れているところもあれば、

Googleマップに導かれた

初めまして!のところもあり

新しい発見が満載な旅となりました。

 

そもそも

磐座信仰とはなんなのか?

 

日本という国は日本神道が根付く

もっと古い時代、『自然信仰』というものが

主だったと思われます。

これを『アニミズム』と言ったりもします。

『アニミズム』は、自然界や物体、

生物などに霊魂や意識が宿っていると

信じる信仰体系です。

 

山や岩や川、樹木などにも

神性があると考えられ、

これらに敬意を払い、

礼拝していたという歴史があります。

コレは日本に留まらず、世界で見られることで

『アニミズム』は古代の宗教や一部の先住民族の

信仰として、現代にも脈々と受け継がれています。

先日行った霊山もその一つですね。

 

磐座信仰も『アニミズム』の一形態です。

磐座とは、大きな岩や石を指し、

これに神性や霊魂が宿ると信じられ

今日まで大事に守られ受け継がれてきました。

 

日本の神道においても、

一部の神社では磐座が神聖視され、

祭祀の対象となっていますね。

気仙沼の大島にある大島神社なども

社殿の中に岩が祀られていて

御神体として崇め奉られているし

釣石神社もそうです。

 

(こちらの写真は大島神社の木花咲耶姫の石)

 

このような信仰は自然界の物体や場所に

精霊や神が宿っているという

アニミズムの観念に基づいています。

 

日本はマゼンタの国だと、

よく言われたりします。

 

マゼンタとは赤紫のような色であり、

色の概念でも、新しい色として知られています。

波長が赤と紫では正反対なのですが、

それを融合する色、それがマゼンタ。

日本人の国民の質をよく表していると思います。

 

海外に学びへ行くと

日本人はなぜ宗教を持たないのかと

問われることがあるけど

そもそも宗教という概念というより

信仰自体、文化として暮らしそのものに

深く根付いているのが

日本の宗教観なのではないかと

常々、感じております。

もちろん、特定の宗教を信仰して

いらっしゃる方もいるでしょうから

一概に全部がそうだとは言い切れませんが。

 

11月23日に開催する東国三社リトリートの

鹿島神宮、香取神宮の要石も

『アニミズム』と日本神道の

融合とも言えるのでしょう。

東国三社リトリートもおかげ様で

たくさんのお申し込みいただきました。

こちらもすごく楽しみです!

 

 

縄文の時代は、自然だけでなく

私たちが使う道具などにも

神々が宿ると信じられていたわけで

遺跡から発掘される土偶や壺や甕などの

道具類も、粗末に扱わず、感謝を込めて

土に還してお祀りしたのだろうと思うのです。

 

 

なんだか話が逸れたので話を戻しますが

今回は、特に『初めまして!』のところを

ブログでご紹介します。 

 

こちらは岩手県花巻市東和町にある

丹内山神社の近くにある大澤瀧神社⛩️

気になって立ち寄ったところでした。

道路を挟んだ向かい側にもお社が

向かい合うようにして建てられています。

 

まずは、大澤瀧神社⛩️から参拝します。

表参道は別にあって、そちらに行ってみることに。

こちらが表参道入口です。

 

扁額が石造り。

 

この参道のまた向かい側にも鳥居⛩️があって

そちらにも行ってみたのですが、

どなたを祀っているかなどは

よくわかりませんでした。

山神様の石碑が置かれていて

小さなお社が2つ鎮座しております。

古墳なのかもね?

なんて話しながら、

元来た道を引き返しました。

 

大澤瀧神社の表参道を

社殿に向かって歩いていきます。

 

こちらが大澤瀧神社社殿です。

御祭神は瀬織津姫神と迦具土命。

 

社殿の裏には、川が流れています。

境内には十和田神社や三峰山、湯殿山三山など

山神様の石碑が並んでいます。

 

こちらにはある伝説が残されています。

 

​康平五年(1062年) 陸奥守兼鎮守府将軍
源頼義が、厨川を攻め滅ぼし俘囚の六郡の
郡司安部の長男安部貞任を戦死させた。 

源氏の基盤を固めた前九年の役である。
安部貞任が、一族の本拠地真六郎から北の
厨川へ、山峽を忍んで駒を進めたであろう、
栄華の後の寂しい最後の逃避行となった。
安部責任の娘「真姫」が父責任の後を追い
この地大沢の滝川にさし かかった。
父の身を案じ、父の身代わりとの思いだったのであろうか、この川に身を投じてしまった。 後に源頼義の子八幡太郎 源義家が
「真砂姫」を哀れみ、現在の古滝大明神の地に社を建立して「瀬織津姫命」を勧請、
姫の霊を弔ったと伝えられており、
地区内外を問わず厚い信仰を集め、今日に
至っている。 現在の社殿は文政年間(1818〜1829年)の建立で二度目の改 と伝えられ、
「迦具士命」との合祀となっている。
特に縁結びの神様 として地域社会の心の
結び合いの所縁として親しまれており、
毎年九月九日賑やかに例大祭を行っている。 

なお、当地「砂子」の地名は「真砂姫」に
由来するとの説がある。

 

 

 

 

 

 

向かい合う社殿には『林葉山』の文字が。

社殿。

 

その右手には磐座。

天照大御神の石碑がてっぺんに置かれています。

小さな祠も。

 

写真では伝わりにくいですが

何か畏れ多い感じを覚えます。

目に見えない精霊の存在なのか

山の神のような存在なのか。

百聞は一見にしかず。

 

 

ここからまたすぐのところにある
こちらにも足を運んでみました。

蝙蝠岩


国道456号沿いにあります。

山全体が大きな岩で

出来ているような聖地。

写真じゃ伝えられないほどの磐座。


はじめはわからなかったのですが

お社が岩の上に建てられています。


社殿裏の磐座もすごい!


中を覗くと仏様のような石仏。

たぶんお大師様かと思われます。


どうしてこんな感じなのか

わかりませんが

自然の成せる業だと

感服致しました。


ここはもっと

知られてもいいと思う!

本当、すごいです✨✨✨

行ってみないと

本当にわからないね。



最後はこちら。

奥州市胆沢にある愛宕神社。

ピラミッドみたいな磐座です。


ここにも伝説があるみたい。


不思議です。

自然なものなのか

人工的に作られたものなのか?




そして、磐座の上に立つ

松の木は岩を掴むようにして

そこに在る。

自然の驚異と脅威。

古代の人々らが

そこに神を見出したのも

わかるような気がする。



今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました💓