子育て〜入園祝いの目覚まし時計〜

今となっては懐かしい子育てですが

仕事しながら介護しながらの

５人の子育ては

毎日毎日とにかく目の前のことを

こなしていくしかない忙しさでした

でもおかげで

悩む暇もなかったし

余計なことを考えずに済んで良かったなあって

過ぎてみて思うわけですけどね笑

そんな子育ての話ですが

以前ブログにも書きましたが

私は子供が幼稚園に入園する時に

「もうお兄ちゃんだから自分で起きれるね」

と言って

目覚まし時計をお祝いに買ってあげてました

子供は自分の目覚まし時計を毎日合わせて

３才から自分で起きるようになりました

ちょうど５年前のことですが

長男が大学４年の時

当時１９年使ってた目覚まし時計を

修理してもらえて感動した話をしていました

あっちこっち持って行っても断られたらしく

結局灯台下暗しじゃないけど

地元の住吉大社の近くの時計屋さんで

とりあえず預かってもらえ

メーカーに出したところ

はずれて落ちてた秒針が

ちゃんと動くようになり

表面のひび割れも

後ろの電池のふたも

全部きれいになったと喜んでました

修理代はたしか7000円くらいかかったようで

7000円もあれば

新しいいい目覚まし時計が買えるだろうけど

彼にとっては１９年使ってきた

この時計をまたこれからも使えることが

大事だったようです

その時のことを彼が当時のブログに

書いていて

自分に子供ができたらこんなふうに育てたいと

言ってくれていました

そう育てられて良かったと

思ってくれてるんだと思うと

嬉しかったです

よく親が死んでありがたさがわかると言いますが

生きているうちに子供からこんな言葉が聞けるのは

ほんとに幸せだと思います

当時２２才の大学生だった

長男のブログから転載します

もう５年も前のなので

本人はチョー恥ずかしいと思いますが笑

↓↓

「『有り難い』という言葉は

『有る事が』『難しい』と書きます

あなたが70年間、あなたであり続けた事は

どれだけ難しかった事でしょう

それを平然と、天寿を全うされました。

あなたに出会えた事は私にとって

なんて有り難い事でしょう」

昔大物芸能人のお葬式で
荒井（松任谷）由美さんが
こんな言葉を贈ってらっしゃいました。

「ありがとう」って良い言葉ですよね

今上の文章って深いな～っと思ってるんですけど
僕らが普段「ありがとう」って言う時
単純な感謝としてよく使うじゃないですか。

「有る事」が「難しい」、「有り難い」って
どーゆうことなんだろうって考えると
その「出来事や人やモノ」への
「尊敬」なのかなって思えてくるんですよね

最近みなさんは「何」に「有り難い」と
思いましたか？

私の場合はこちらです。

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幼稚園に入る時

親に買ってもらい

その日から自分で起きる事を

学びました。

中学の時、寝坊した友達が
「今日母さんが寝坊したから
家族全員遅刻したし、ダッルー」
って言う事の意味が理解できませんでした。

まぁ教えてもらった事は立派ですが
残念ながら自分がそれを体得して
実践してるかどうかは別です…m(_ _)m
寝坊もするし、時間にも遅れるし
まだまだまだまだです。

でも自分の子供は、同じようにして
育てたいなと思います。

なんせこの目覚まし時計
１９年目の相棒です。

一年前ぐらいに故障し
しばらくそのままにしてたのですが
最近になって
もう一度動いてる姿が見たくなりました。
何軒も修理屋へ足を運ぶも
断られ続け
唯一、住吉大社近辺の
古い時計屋さんにお願いすることができました。
今日受け取りに行き
再び秒針を刻む姿に少し感動しました。

今はまだ１９年目ですが

これからもっともっと
「有る事が難しい」、「有り難い」関係に
なって行きたいと思います。