旦那さんの仕事の都合でアメリカに移住しているという方もいらっしゃるかと思います。慣れない土地で生活するのは大変ですよね。特に海外で子育てするのは分からないことばかりです。そこで今回はアメリカの離乳食についてご紹介いたします。ぜひアメリカで子育てをしていくという方は参考にしてみてください。
まずは離乳食の開始時期ですが日本は生後5~6ヶ月の間に開始するのに対し、アメリカでは生後4~6ヶ月の間に開始にします。アメリカは食物アレルギー体質の人が多いため離乳食の開始が少し早くなっております。
共通のタイミングとしては首が座っている、よだれが増えていることや食べ物に興味を示す、出生時より体重が2倍以上増えているなどを参考にしていただければと思います。
次に食材の違いについてお伝えいたします。
日本は離乳食は手作りが当たり前という考えが多く、ベビーフードを与えることに消極的な意見が多くありましたが女性の社会進出が進んでいるため市販のベビーフードに対する考え方も変わってきています。栄養バランスを考えて作られているので、手づくりでは不足しがちな栄養素も補えます。
アメリカでは果物の種類が多く、スーパーフードと呼ばれる食材が多くみられます。ベジタリアンの家庭はタンパク質や鉄分が不足しないようにヨーグルトやチーズを食べさせたり、ビーガンの家庭はサプリメントを与えたりしています。
またアメリカは共働きの家庭が多く、時間があまりとれないため離乳食を作る手間や時間を短縮し、効率よく育児ができるように市販のベビーフードを利用することが多いようです。日本よりも種類が豊富で品質の良いオーガニック製品も発売されています。
最後に進め方の違いについてです。
日本では生後5~6ヶ月はゴックン期、7~8ヶ月はモグモグ期、9~11ヶ月はカミカミ期、12ヶ月以降はパクパク期と細かくステージに分けされております。食べ物の形状もすりつぶしてペースト状にしたものから、徐々に大きさや固さを幼児食に近づけていきます。
対してアメリカは月齢が上がってもペースト状の離乳食を与えています。
海外で子育てをする日本人は日本の文化も取り入れつつ、アメリカの良いところを取り入れてバランス良く育てていくと良いですね。