皆さんは今現在どのくらいの待機児童がいるかご存知でしょうか?

2020年4月時点の待機児童数は12,439人。
2017年をピークに企業主導型保育事業の拡充の効果もあり、少しずつ改善はされております。
しかしながら今後も女性の就業率が高くなり待機児童数も増えることが予想されています。
保育園だけでは待機児童解消の問題に対応するのは困難であり、保育所枠組みを飛び越えてしまうところを担保できる職業として、ベビーシッターが注目されています。

日本では他国と比較するとベビーシッターの普及率が低く、あまり馴染みがないという方も多いかと思います。実際にベビーシッターとして働くためにはどんな知識や資格が必要なのかを今回はご紹介いたします。

ベビーシッターになるには必ず資格を取らなければいけないというわけではありません。子育てを経験している先輩ママさんや学童で働いたことがあるというような方でも始められます。
しかしやはりかわいい我が子を他人に預けるとなると、資格を持っていない方よりはある程度知識がある有資格者に頼みたいと思うのが普通ではないでしょうか?
派遣会社に登録をしてベビーシッターをする方が多いかと思いますが、その際にもやはり有資格者の方がお給料が良かったり、求人も多いです。子供の命にもかかわるお仕事ですので学んで資格を取っておくと良いかと思います。

そんなベビーシッターの資格ですが国家資格ではなく民間資格となります。「一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)」が認定する「ベビーシッター資格」はJADP指定の認定教育機関で講座を受講し、全カリキュラムを修了する必要があります。子育てに関する基本的な知識か障害児保育、ベビーシッターとしての基本姿勢といったスキルを身に着けることができます。
通信講座の費用は48,000円で受験費用は5,600円となっています。
試験はカリキュラム修了後、随時、在宅にて受験することができます。

ベビーシッターは保育ニーズの高まりや女性の社会進出の影響を受け、今後さらに需要が増すことが予測されています。
日本の待機児童問題の解消にベビーシッターとして力を貸したい人は、まずは資格を取得してみてはいかがでしょうか。