"イクメン"

近年よく使われる言葉ですが、日本特有の言葉かもしれません真顔アップアップ
育児をするのは母親・女性であるという固定概念により生まれた言葉です。
父親・男性(メンズ)が育児をすることが普通ではないということです。

男性で育児休暇をとれば会社に迷惑がかかってしまうから、
出世コースから外れてしまうから、
様々な理由で育休をとらない、

もしくは取れないという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな我が国日本とはまったく違う子育て

環境の北欧スウェーデンについてご紹介しますキラキラひらめき電球

まずは男性の育児休暇取得率です。
日本は女性約8割に対し、男性は約6%となっております。
スウェーデンはなんと男性の取得率も9割を超えています。

日本では最長2年まで取得することができますが、
スウェーデンではなんと8歳になるまで男性が240日、

女性が240日とそれぞれが取得出来るようになっています。

しかし、条件があり男女がどちらかだけが480日分取得することはできず、

最低でも90日は片方が取得しないと消滅するシステムになっています。

また、生活するには欠かせないお金の問題です。
日本では育児給付金として育休に入る前の給与約65%が支給されますが、
上限と下限が決められています。
対してスウェーデンでは給与の最大80%まで取得することができます。
しかし日本と同様に上限額は42万円、所得が低い人でも8万6千円はもらえる仕組みとなっています。

他にもスウェーデンは妊娠、出産にかかる費用が無料、

小学校から大学まで入学金や授業料が無償。さらに医療費も18歳まで歯医者を含めて無料となっています。
お金の心配をしなくていいというのもイクメンが多い理由となっています。
もちろんその分税金は高めですが社会全体で子供を育てているという環境が整っています。

そんな社会保障充実の国スウェーデンも1970年頃までは日本と同じ育休取得率だったようです。

女性の社会進出を促すため働き方改革を行い、今のような子育てしやすい社会となりました。
日本も同じように少しずつ北欧の考え方を取り入れ、

社会保障制度を整え少子高齢化も改善していかなければなりません。

時間とお金に余裕があれば日本でももっとイクメンが増えるのではないでしょうか。