アメリカ保育には欠かせない「タイムアウト」をご存じですか?

 

タイムアウトとは

言葉自体は「休憩」などの意味を持ち、ゲームやスポーツなどにでも使われますが、ここでは簡単に言うと「反省する時間」を指し、アメリカの躾に使われている教育用語です。

今日は、アメリカにオペア留学へ行くのならば必ず知っておきたい「タイムアウト」の方法をご紹介します!

方法とルールは?

約束を守らなかったり注意しても聞かない子どもは、タイムアウトを命じられると、その子どもは決められた場所に行って一定時間タイムアウト(反省)します。

タイムアウトの場所は、例えば子ども部屋の隅や階段の上、リビングの一番奥の椅子など、

各家庭によって違いはありますが、予め場所を決めておきます。

その子が一人で落ち着ける場所ならば、どこでも大丈夫です。

時間の決め方

1分×年齢で、3歳なら3分間、5歳なら5分間と年齢に合わせて延びていきます。

時間が経過したら、必ずタイムアウトを命じた大人と、じっくり話し合う時間を作ります。

小さな子でもなぜこういうことになったのか、次からどうしたら良いのか等を目を見てしっかり話し合います。

そして、きちんと子どもが理解納得した時点で終了させます。

タイムアウトが終わったらお互いいつまでも引きずることなく、しっかり終わらせることが大切です。

メリットとデメリット

タイムアウトは、怒る側の人間の気持ちも同時に落ち着かせることができます。

子どもに何が原因だったのか考えさせる訓練になるだけでなく、

親が冷静になることで問題を解決できるのは良い点ですね。

 

反対に、このタイムアウトが嫌だからという理由で、ダメなことをしない、というデメリットもあります。

それは、「そんな悪いことしてたらサンタさん来なくなっちゃうよ!」とか

「我がまましてたら鬼さんが迎えに来るよ!」という叱り方をされた経験はありませんか?

サンタさんが来ないのは悲しい、だからやらない、というのでは「なぜダメなのか」ということから逸れてしまっています。

それと似ていて、「タイムアウトが嫌だから」やらない、ちゃんとしよう、となってしまうのです。

 

これは難しいことですが、「なぜダメなのか」をきちんと話し合い納得させることを続けるしかないかもしれません。

タイムアウトは、一旦子どもと距離を置くことで、頭や気持ちを冷やすことができますので、感情的に怒鳴りつけることを防ぐ効果もありますね。

 

これはアメリカだけでなく、日本で育児に手こずっているお母さんたちも、実践してみる価値があるかもしれません。