ブログ書くの何年ぶりかなぁ(;一_一)
数年前に事故でフロントフォークとフレームが曲がり、各種パーツを破損
それ以来ブログから遠ざかっていたが、TWの修理はコツコツと続けていてとっくの昔に元通り
フレームとフロントフォークとアンダーブラケットはオークションでお安く手に入れた
フレームはところどころ錆びていたので塗装を全部剥がして1ヶ月かけて磨き、自己流で全塗装
ここまではよかったが・・・
フレームを交換するということは他のパーツを交換するのとは違い、全てのパーツをフレームから取り外し、今度は新しいフレームに全てのパーツを組み付けることになるので何かと面倒くさい
まぁこれが楽しかったりするんだけど
フレームを交換すると車体番号が変わるので会社を休んで陸運局へお出かけ
田舎者なので陸運局まで行くのに
事務手続きってのはまったく楽しくないが、ナンバープレートを渡される瞬間だけはいつもドキドキわくわく
『どうかヘンなナンバーになりませんように・・・』って思ってしまう
事故からTW復活までのことを詳しく書くと何日もかかるのでこのくらいにしといて
今日はドリブンスプロケット
前から気になってたのがTWのギア比
1速なんてすぐに吹けきってしまい30km/hちょいくらいで頭打ち
レプリカに乗ってた頃には60km/h超まで引っぱれてた
エンジン別物だしそういうバイクじゃないことは百も承知だがなんとなく悲しい
TWを買ってからも昔の癖で峠を攻めに行ってしまう
よく行く峠の上り側ではTWの3速あたりの使用率が8割
40km/hくらいから加速し始めるタイトなコーナーが多いが
3速(約4000rpm)ではトルクが足りない
かといって2速(約6000rpm)ではすぐに吹けきってしまい55km/hくらいでシフトアップ
のろまな亀状態
じゃあ、トルク感を味わいながらゆっくりと気持ちよく巡航しようと思うと
5速60km/hでエンジン回転数は4000rpmくらい
街中でストップ&ゴーが多い場合には気にならないが、郊外で長時間流し続けていると
ん~、エンジンの振動がしんどい(標準語では”つらい”とか”くたびれる”かな)
ほんの少しでもいい
お手軽になんとかしたい
で、ドリブンスプロケットの交換(ドライブスプロケットの交換も考えたが面倒くさすぎる)
TW225の純正丁数は45
この丁数を増やすか減らすかで加速寄りにするか最高速寄りにするかが調整できる
増やした場合、峠での3速40km/hからのコーナーの加速は多少良くなるが、5速60km/hでのんびり走るにはしんどい
減らした場合、峠での3速40km/hからのコーナーの加速はさらにダメになるが、2速では吹け切るまでの伸び幅ができるので今よりましになり、5速60km/hでのんびり走るときにはエンジン回転数を低く抑えられるので振動面では改善できる
ということでどれくらい違うのか41丁でシミュレーションしてみた
TWの緒元表によると
・1次減速比 73/22 (3.318)
・2次減速比 45/15 (3.000) ←これがドリブンスプロケットとドライブスプロケットの比
・減速比1速 34/12 (2.833) ←このギア比が大きすぎて何とかしたいがなんともならない(;一_一)
・減速比2速 34/19 (1.789)
・減速比3速 29/22 (1.318)
・減速比4速 26/25 (1.040)
・減速比5速 23/28 (0.823)
・タイヤサイズ 180/80-14
単純に計算して、
純正ドリブンスプロケット45丁で5速の場合は、総減速比=3.318×3.000×0.823≒8.192
ドリブンスプロケット41丁で5速の場合は、総減速比=3.318×(41/15)×0.823≒7.464
タイヤ周長=(0.18m×80%×2+14inch×0.0254m)×π≒2.022m
なので
5速60km/hのときのエンジン回転数は
45丁で、60000m/h÷60min÷2.022m×8.192≒4051rpm
41丁で、60000m/h÷60min÷2.022m×7.464≒3691rpm
60km/hでのんびり走るのであれば4051rpm⇒3691rpmで400rpmほど下がるので
ゆっくりしたリズムで振動的にもストレスがより少なく単気筒らしさを味わえるのでは?
と思うが・・・
よく行く峠での2速40km/hからの加速では
45丁で、総減速比=3.318×3.000×1.789≒17.808
41丁で、総減速比=3.318×(41/15)×1.789≒16.225
なので
45丁で、40000m/h÷60min÷2.022m×17.808≒5871rpm
41丁で、40000m/h÷60min÷2.022m×16.225≒5349rpm
500rpmほど下がり、トルクの立ち上がり始め部分に少し近づき、最大出力までの幅がほんの少しだができ、シフトアップのタイミングを遅らせられるので少しは扱いやすくなるのでは?
と思うが・・・
本当のところはやってみないとわからない(;一_一)
1速で8500rpmまで引っぱると
45丁で、約36km/h
41丁で、約40km/h
5速で8500rpmまで引っぱると最高速度は(5速で8500まで回ればの話)
45丁で、約126km/h
41丁で、約138km/h
まぁ単純計算なのであくまで目安でしかないが
で、買ったのが
サンスターのジュラルミン製のスプロケット
ジュラルミンといっても超々ジュラルミン(JISのA7075)で”超”が2個も付いてる
だから何?と聞かれても・・・
俺が知ってるジュラルミンの知識としてはアルミニウムと比べて軽量で高強度だが耐食性に劣るってことぐらいなので”超”が2個ついてどうなのかまでは知らない(;一_一)
とにかく軽い
純正のドリブンスプロケットが約900gくらいなのに対してコイツは230gしかない
約1/4の重さ
45Tから41Tにしたので直径が小さくなって軽くなった分もあると思うけど
直径にして約15㎜小さくなる
で、何が起こるかと言えば・・・
純正の45Tのときには目盛4だったのが写真のように目盛8になってしまった
今はいいが、この先徐々にチェーンが伸びたときの調整代がほとんどない(;一_一)
実際11㎜リヤホイールが後ろに移動した
以前に アライメント変更
したときに短くなったホイールベース分が元に戻ってしまった計算だ
で、実際に走らせるとどうか
残念ながら今日は台風17号の接近によりあいにくの雨
綺麗にしたばかりなので汚したくない(;一_一)
計算通りの走りになるとは思わないが、少し期待を残して今日の作業はこれで終了