秘密を知ることが好きだ。秘密があるのは人間だけだ。
欲望の塊の元には、好奇心がある。
隠されてるものを探りあてる宝探しは子供はたいてい好きなように。
秘密は、性的部分にたくさんあって。
それ以外の秘密なんてあんまり興味ない。

自尊心や権威や、そこの秘密を垣間見るのが好きだ。覗き趣味。
たいていの歪みや嫌みやマイナスとされる人間の対外的嫌悪の元には、弱さや、もっというと唾液臭さがあって。

身ぐるみはがせば、赤ちゃんみたいな愛おしい純粋さがある。(ある?)

そこが一番の秘密のような。そこを垣間見たいという好奇心。

慈愛や、救済欲や、そんなものは私にはない。

ただ、見てみたいだけ。自分含めて、生身の秘密を絡めて舐めてみたい。

ミステリー小説に興味がないのは、もはや作者により決められたシナリオと種が用意されてるから。

種明かしは既に用意されてる。

あらかじめ決められた(支配者がいる)ものにどうも興味を持てない。

観点が違うのかな。

これは嗜好の問題で。

多分、ミステリーを読むなら生身の人間で充分いける。

腹の底から笑えるほどに、滑稽なステージは現実にある「私」かな。

馬鹿らしい、くだらない、だけど幸せだ。

遠くで、お経が聞こえる、けどセックスしてる。
喘いで、遠くのお経とまみれあい、お経は遠くあるまま、自分の喘ぎに包まれる。遠くにお経を聞きながら。

そんな秘密が、すごく美味しい。

人の弱みが好物です。なぜなら私が弱いから。

隠し事が興奮材料。

だから、まだまだ自然じゃない。だって不自然さを欲してやまない。

人のアダを探しては優越感にひたり、自分のアダは棚上げ?

というより、単にきれいごとが嫌い。

きれいでいようとする自分が卑しい。きれいであることが自然体だなんて自分に関して私は思えない。

そこから始まるミステリーなんて、ミステリーでもなく。

私は、多分、まだまだ自分が嫌いなんだと思う。自分を好きになれ、とか認めろ何て言うのは、無理強いで。

正直な所、私は自分が嫌いじゃないが好きじゃない。それが今の私にとって自然な感覚なんだと思う。だからといって幸せだ。自分を好きでなくても幸せであることに確信はある。