早朝に聞いた蝉はミンミンゼミ。
 
1.いきなりの野太い鳴き声に「違う種類のセミの新入りか?」と感じたのは、もしかしたら
「クマゼミがほぼ終息した頃にミンミンゼミの発生が始まる」(※1)というセミの時期的な棲み分けによるものなのだろうか?それとも近距離にいたからそう感じたんだろうか。
なんにしても明日また聞いてみよう。
 
(※1)
ミンミンゼミとの特殊な関係 (ウィキペディア ミンミンゼミより)
 
ミンミンゼミとクマゼミの鳴き声は、実際に人間ので聞く限りは全く違って聞こえる。しかし、この2種のセミの鳴き声のベースとなる音はほぼ同じであり、その音をゆっくりと再生すればミンミンゼミの鳴き声に、早く再生すればクマゼミの鳴き声となる。このように両種のセミの鳴き声には共通点があるため、クマゼミとミンミンゼミは互いに棲み分けをしていると言われる。それは、環境による棲み分けの場合もあるが、時期的な棲み分けのほうが主流である。つまり、クマゼミがほぼ終息した頃にミンミンゼミの発生が始まるということである。西日本の、両種が生息している地域ではおおむねそのような棲み分けが行われている。特に、広島県東広島市の市街地では非常に明確に棲み分けられている。
(省略)
いずれにせよ、ミンミンゼミとクマゼミが同時に合唱をするケースはほとんどない。
 


 
2.そして、ミンミンゼミが途中でピタリと鳴きやんだことについて。
「ミーーンミンミンミンミィーーー」
しばらく遠くで鳴くミンミンゼミの鳴き方を聞いていると
こうして絶好調にでっかい音で最後まで(?)というか、ワンフレーズを滞りなく鳴いてから
鳴かなくなるとか、とにかく「ミーーンミンミンミンミィーーー」とひとしきり鳴いているんだけど
私が聞いたのは「ミーーンミンミンミ・・・・・・」
 
こうした突然の単体での鳴きやみはどういうときに起こるんだろう。
 
死んだんじゃなくて、人などの気配を察知して鳴くのをやめたってことなんだろうか。
セミの家HPで質問してみようかな。
 

 


セミの家HP
「ミンミンゼミの鳴き声調査」
 
ミンミンゼミの鳴き声は、序の部分(イントロ)中間部分結尾(コーダ)からなっています。
序の部分は、次第に音量を上げながらひたすら「ミンミンミン・・・・」を繰り返し(「ミーー」という延ばしがありません)、頂点に達して初めて最初の延ばし「ミーーーー」が来ます。ここまでが序の部分(イントロ)です。
次に、「ミーーンミンミンミンミィーーー」を単位としてこれを数回~20回近く繰り返します。ここが中間部分です。
結尾(コーダ)は、字で表すと「ミーーンミンミンミンジィーー」と中間部分に似ていますが、最後の「ジィーー」で急速に音量を落とし鳴きやみます。
 
 


 
セミの家HP
【1】鳴き声の種類
注意:ここで用いる鳴き声の種類の名称は必ずしも学術用語ではありません。
ここだけの便宜的なものとお考え下さい。
  1. 主鳴音(本鳴き )
    • いわゆるセミの歌。メスを誘うための鳴き声。通常セミの鳴き声といったらこれを指す。セミの種類によっては、さらに序、高潮音、後奏などに分けられることもある(これについては【2】参照)。
  2. 交尾誘導音
    • 近くにメスが飛来したことに気づいたときに交尾に誘うために鳴く声。主鳴音から発展することが多いが、テンポ、抑揚などが変化する。ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、エゾハルゼミなどで聞かれる。「誘い鳴き」と呼ばれることもあるが、この鳴き方だけが誘っているわけではないので、あまりよい名称とはいえない。
  3. つなぎ鳴き
    • いわば間奏。「歌-有節タイプ」の鳴き方(下記【2】1参照)をするセミのブリッジ部分を指す。アブラゼミ、クマゼミ、イワサキゼミ等に見られる。
  4. 休息音
    • 休息中、夜間などに「ギギッ!」「ジーーッ!」等と突然一声二声鳴く声。アブラゼミに顕著。ヒグラシ、ハルゼミ等にも聞かれる。あたかも「ひまつぶしに鳴いた」様に聞こえることから、「ひま鳴き」と呼ばれることもある。勿論実際にひまつぶしをしているわけはない。
  5. 呼び交わし
    • あちらこちらにとまっているセミ同士が「ギッ!」「ギッ!」「ギッ!」と互いに呼び交わす鳴き方。休息音から発展することもある。アブラゼミに顕著。
  6. 合の手
    • 近くで鳴く同種のオスの鳴き声に合の手を入れるように鳴く声。ツクツクボウシ、ミンミンゼミ等で聞かれる。特にツクツクボウシに顕著で仲間の鳴き声に「ジュー」と声を合わせる。「妨害音」と呼ばれることもあるが、本当に鳴いているセミの配偶行動を妨害しているのかどうかの研究はない。同種でなくてもアブラゼミが近くで鳴くツクツクボウシの鳴き声に反応して「ギッ!,ギッ!」と鳴くのも一応ここに分類することにする。
  7. 悲鳴音
    • 危害が加わったり、危険を感じて逃げる時の鳴き声。通常セミを採集して捕虫網の中に入ったり手づかみすれば、出すのは悲鳴音。
  8. その他
    • 休憩後の鳴き始めのときに、唸るように、まるで慣らし運転でもするように持続して鳴くことある。そのまま本鳴きに入ることもあるし、鳴き止んでしまうこともある(ハルゼミ、エゾハルゼミ、アカエゾゼミなど)。 また、ヒグラシはカナカナカナ!と鳴く前に、小さく「クー,クー」と鳴くことがある。
    【2】本鳴きの分類
    注意:ここで用いる分類の名称は学術用語ではありません。ここだけの便宜的なものです。また、どのタイプに入るか明確に決められないセミもいます。
    1. 歌タイプ:序やサビ(高潮音)、後奏(終止形)がはっきりしていたり、いかにも「歌」を感じさせるタイプ。
      • 通作タイプ*):1回ごとに必ず終止しいったん鳴き止むタイプ
        ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、オオシマゼミ、ヒグラシ、ハルゼミ、エゾハルゼミ
      • 有節タイプ*):まるで1番、2番、・・・と歌うように、ブリッジ部分を介して歌を何度も続けるタイプ。ただし、場合によって通作タイプのように1回で鳴き止む歌い切りをすることもある。
        アブラゼミ属、クマゼミ、ヤエヤマクマゼミ、イワサキゼミ
        注意:タイワンヒグラシやオオシマゼミは通常は「通作タイプ」ですが、ときに「有節タイプ」の鳴き方をします。ヒグラシは最初から終わりまで同じ音型を続けますが、種々の理由で「通作タイプ」に分類します。
      2. 連続タイプ:はっきりとした序や終止形がなく、持続音だったり、一定のパターンを果てしなくいつまでも続けるタイプ。単純な感じがするもの。
        • 連続音タイプ:「ジー」等と一定の音を長く続ける。始めと終わり以外抑揚や音程に変化はないもの。
          エゾゼミ属、スジアカクマゼミ
          • 連続パターンタイプ:一定の音形をいつ終わるともなく繰り返すタイプ
            ニイニイゼミ属、チョウセンケナガニイニイ、クロイワツクツク、チッチゼミ属、ヒメハルゼミ属
        *)音楽で歌曲の分類に「有節歌曲」「通作歌曲」というものがあります。1番、2番・・・というように同じメロディーに異なる歌詞が付いて歌っていくのが有節歌曲、音楽が歌詞に応じて変化してそのまま繰り返すようなことはなく一曲になっているものを通作歌曲といいます。ここではこの言葉を借りてタイプ名としました。セミの鳴き声には歌詞はありませんが、セミの鳴き声を歌曲のカラオケと思えばそのまま当てはまります。