あ!死んだ?!

いつもは聞かないほどの野太い蝉の鳴き声を今しがたに知覚した。

新入り?それとも近距離だから?

とにかく一際野太い鳴き声だった。

ミーンミーンミーンミーン!


思い切り張り上げるみたいに鳴き続けていて、うるせーよと書こうとした、刹那、いきなりその蝉の鳴き声がコトキレタ。

ミーンミーンミーン
ミ。


ーンまで続かず、ほんとに唐突に鳴き声が切れた。

死んだのか?


こんな中途半端な蝉の鳴き声の切れ方を聞くのは(知覚したのは)初めてだ。

なんか、花が咲くたった一瞬の機会に立ち会えたみたいな気分。

何かが死ぬ瞬間なんて、めったに立ち会えないような気がする。
(自分から殺虫する場合は別だけどさ。)

だけど、そう考えるとすごいな。

何がって、よくわからないけど。

その前に、死んだのか?
でなければ、蝉は気まぐれに鳴いてるんだろうか?途中までいきり立ちながら喚いていたが、急に言いかけてやめてしまうみたいに、そんな人間ぽいやり方なんて蝉にあるんだろうか?

なんだ?

そもそも蝉はなんであんなふうに鳴くんだろう。

ラジオ子供相談室に質問しようかな。