忘れられた、ピノキオ | 「仔猫だらけだった日々」アーント・キャット

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ブロ友さんからなかなか衝撃的なピノッキオの記事を伺いました。実は我が家にもピノキオがいます。

 

多分作者は、川本喜八郎さんか、辻村寿三郎さんだと思う。

単発のテレビか、コマーシャル撮影にチョコッと使ったのだろうと思います。

大切に手元に残す作品以外は、私たち、人形遣いにくれたりしてましたから。

それに舞台の場合はもっと精巧に作りますからね。

 

人形劇の場合は、人形作家が全部作ることもありますが、大先生になると忙しいから、カラクリも衣装も それぞれ担当の人が作ったりします。カラクリ部分は使いやすいように操作者の手の大きさに合わせてて作り変えたり、微調整してもらったりします。

 

この人形、誰が見ても、明らかにピノキオだと思いましたが、

確信したのは帽子の横に マジックテープが縫い付けてあることです。本番中、とっさにロバの耳を張り付けるための工夫です。

ここに付いたらかわいいというデザイン位置にきちんとくっついている。( ´艸`) 本来の位置よりずっとかわいいもの。

この辺りが作者の感性ですね。

 

有名な鼻が伸びるシーンは、きっと別の人形が用意されている

んだろうな。

こんな時テレビは楽ですね。おそらくクローズアップで別のカメラで撮るのだろうから頭だけ作ればよいわけです。

このようにひとつの人形でも主役級は数体必要になります。

 

この人形の場合、目や口を動かすカラクリが無いので、

目をつぶった顔とか 大笑いの顔とか 台本に合わせて作ったのかもしれません。知らんけど。

 

このほかに、魔法使いの人形と、糸操りの小鳥を頂いていて

操りの方は専門外のため、全く使いこなせません。

なぜ持ってきた、自分。という感じです。

てか、どれも、いただいたことをすっかり忘れていました。