ご近所四姉弟
2008年5月、運転中カーブの先から激しく泣き叫ぶ仔猫の声に、
おもわず車を止めて見に行きました。
乳離れ寸前位の三毛猫が地面に張り付いて鳴いていました。
そこは坂道の途中になっていて、見上げると
3㍍位上に建っているお宅の横の草むらに
下を見ている母猫と仔猫の耳だけ見えました。
仕事中だったためとりあえず落下したらしい子猫だけを保護。
夕方仕事終わりに脚立、踏み台などを用意し
丁度帰宅した次男を連れて、もう一匹いるはずの
仔猫の保護に出かけました。
そこのお宅の方に事情を説明し
私が責任を持って里親探しをする旨申し上げ
敷地内に入らせていただきました。
幸い母猫は出かけていて、逃げまどう子猫たち
(なんと3匹いた!)を無事に捕まえました。
ケージを買い、フードを買い、4匹を入れました。
その晩は不安そうに固まっていましたが
翌日には少し落ち着いたようでした。
オレンジ色のトラが男の子。残りは全員女の子。
見分けがつかないミケちゃん2匹と、サビちゃんです。
血液検査をし、検便をし、健康でしたので
固形フードが食べられ、トイレを覚えてから
我が家の前にケージを出しましたら、
その日のうちに全員里親さんが決まりました。
茶々丸君、すももちゃん、ココちゃん、ちょこちゃんと
みんな可愛い名前をもらいました。
ちょこちゃんは、現在最初の飼い主のお兄様の
お宅に移りましたが、ほかの子たちはご近所なので
今でもいつでも会いに行ける良い関係でいます。
今回はとっても楽に里親さんが決まりました。
今思えば、当初は子猫を失った母猫の気持ちを
考えてあげることもあまり無かったし、
里親探しだってそんな甘いモンもんじゃないことも
よく知りませんでした。
