尊厳死とは、
末期の患者に対して
延命治療などを行わず
患者が
自然の経過のままに
死を迎えるということです。

延命治療とは、
人工呼吸器の装着や、
胃に穴を開けて栄養を注入したり、
鼻から管で流動食を通したり、
首の静脈から栄養を注入したりすることです。

これらは
実際に身体的苦痛が伴うと共に、
人間らしさを失う
精神的苦痛も伴うため、
もう止めてくれと、
頼む患者は多いみたいです。

また、
リビングウィルといって
自分が末期患者になった時の
終末期医療について、
自分の意志を書面に示しておく
といったようなものもあります。

ですが、
これには
書いた時と
自分の意思が変わってしまうことや、
書面に書かれた事以外の事態が起きた時に
患者の意識がなければ、
医者、親族が決定を迫られ、
自分の意思が反映されなくなる、
といった懸念点があります。

賛否を明確に表せない問題です。