僕が高三になる前、
つまり3月くらいでしょうか、
緊急事態宣言が発令されました。
去年くらいだと
100人のコロナ感染者が
出たくらいでは大丈夫だ、
という風潮がありましたが、
当初は
日本の終わりみたいな雰囲気がありました。

一つ上の先輩方が卒業なさって、
その次の日から
ステイホーム期間が始まりました。
野球部の寮生は強制帰宅し、
各自で自主練をして、
コーチに取り組んだ事を
LINEで報告するという形で
毎日を過ごしていきました。
始めは僕たちも、
春の大会の開催が怪しいな、
というくらいの感覚でした。
まさか、
夏の甲子園がなくなるなんて
当時は思いませんでした。


さて、勉強の話ですが、
当時の僕を簡単に表すと、
無知の極地です。
僕の高校は
神奈川県のマンモス私立で、
東大合格者は例年一桁です。
そんな学校の中で、
大体偏差値40くらいでした。
期末試験が近づくと、
先生に出題されそうな所を
どうにかして聞いて、
友人を頼り、赤点を避け、
可もなく不可もなくという成績を
取り続けてました口笛
野球部っぽいですよね😆


現役で東大、と考えれば
期末試験ごとき
ノー勉でも余裕くらいの
普段からの学習量が
必要だと今では思います。
鉄緑に通っていたという僕の浪人仲間は、
期末試験の不必要さには嘆いていました笑


本題はここからです。
東大を志望し始めたのは
ステイホームが始まってからでした。
元々、父からは
少なくとも一般入試はして
苦労した方がいいと言われていました。
中高と野球に耽っていたので、
このまま大学は
指定校推薦やAOで入学して、
野球を続けようという選択も
自分の中ではありましたが、
その後の未来を考えた時に
完全に思考停止しました。

父の言う事は
ほとんど聞いた事がない僕でしたが、
その時だけは賛成できたのです。
でも、なぜ東大?
という話です。

みんな名前も知ってるし、
東大で野球したらチヤホヤされんのかなとか、
東大行くとどんな人生が待っているのか、
そんな感じでした。ニヒヒ

東大合格に近づけば近づくほど、
その難しさを痛感しますが、
僕のアホさ故に
ここまで来れたんじゃないか
とも思います。

賛否はあると思いますが、
個人的には、
周りが目指してるからという理由よりは
いいのではないかと思います。

というのも、
なりたい自分にこだわれるからです。

世に言う成功者の方々は、
失敗と挑戦が誰よりも多いですよね。

しかも、
そうゆう状況に直面していく姿がカッコいい。
そうなりたい、とずっと思ってきました。

高三の僕は、
俺が東大受かったらエグいな。
俺みたいな生き様で、
東大受かるやつ多分おらんな。
やってみるか。
そんな感じで東大を目指しました。
舐めんなと思った方、すみません、、ショボーン


ステイホームで野球以外の時間ができ、
まずは過去問を見てみました。
当時は誇張なしで、
過去問を暗記すればいけると思ってました滝汗 

実際にチラ見してみると、
ほうほう、問題自体は暗号に見えるな、
と思いましたね笑

それからYouTubeや本を漁って
東大に受かるための参考書ルートや
勉強法などの情報を片っ端からインプットし、
アホなりになんとな〜くのプランを立てました。

ステイホームがいつまで続くか、
部活の引退がいつなのかは
未定だったのですが、
100%1浪か2浪は必要でした。

大雑把に当時の科目ごとの目標を言うと、

数学は、青チャートをやればいいか
英語は、長文読めばいいのか
国語は、漢文が楽?っぽいからそこからやろう
物理は、良問の風を暗記しよう
化学は、重要問題を暗記しよう
という感じで始めてみました。

やり始めた手応えは
数学は、青チャート丸暗記いけそう?辛すぎ
英語は、単語分かんな、鉄壁やってみよう
国語は、勘でそれっぽい内容になんのかな
物理は、図をきれーいに書くの気持ちぃ
化学は、無機化学の暗記は余裕やな
という感じです。恥の極みです。

そんな具合で
まずは1ヶ月毎日5時間くらい
勉強してみました。

気づけば毎日の自分の勉強予定計画から
国語がなくなり、
青チャートは眺めるようになり、
良問の風は答えがなんだったかを
思い出そうとしていました。
化学の無機だけ
1ヶ月でかなり覚えられました。
こんな感じでできるようになるのかな。
どんなにアホだった僕でも
そう思い始めました。

担任の先生が物理の先生だったので、
物理の勉強法について相談しました。
今では楽しく東大物理について
話し合う事ができるようになりましたが、
当時は、
まず、
公式の導出と公式の使い方を勉強してみたら?
というアドバイスをいただきました。
今思えば、
大学入試の物理では本当にそれだけです。
もちろん、問題を解く必要はありますが。


ゼロから始める必要があると思い直し、
少し参考書達には待機してもらって、
各科目教科書の内容や章末問題をやりました。
勉強嫌いの僕にとって
独学では辛いものでした。

なぜなら、
授業はいつもウトウトし、
宿題は前日に答えを写して出していて、
教科書の内容が全くわからなかったからです。
野球の練習がまぁーキツくて、
朝もまぁー早かったんです(高校生の戯言)

ステイホーム中はオンライン授業で、
見なくても別に良かったのですが、
そんなこんなで危機感を覚えたのか、
見ました。
しかも
分からなかった所は戻ってまた見ました。
当時の僕を知ってる人からすれば革命です。


長くなってしまったので続きは次回にします!
今後もよろしくお願いします🙇🥺🙇