「文豪と感染症 100年前のスペイン風邪はどう書かれたのか」読了 | 晴、ときどき・・・ 高橋直彦のブログ

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人口5500万人の当時の日本、
その中の2300万人がスペイン風邪に罹患し、
38万人が亡くなったそうです。
つまり半分に迫る人がかかり、
その中の60分の1位が亡くなったと。
怖いですね、
それでもその数年後の関東大震災や太平洋戦争などで
その脅威は忘れられがちです。
しかし、この本の書き手達はその経験をこの様に書き残してくれています。
これを読むと人間とはいかに変わらないものかということがよく分かります。
交通の発達やインターネット、TVなどで情報の速度がいかに変わっても本質は変わらないのです。
その意味でとても面白かった。
必読だと思います!