医療崩壊

いよいよ年の瀬が迫った今日この頃･･･

東京都ではついに1日の新規コロナ感染者600人越を記録してしまいましたね

そして町田市民病院でもついにクラスターが発生してしまいました･･･

当薬局では前週1週間の町田市内新規コロナ患者数を掲示板に書いて店頭でお知らせしていますが

先々週までは概ね30名前後/一週間でしたが、先週から急に60人超えに倍増し、今週は木曜日までの集計で既に51名発生。

医療崩壊というとあまり自分に関係ない気がしますが、よく考えて下さい。

交通事故や心筋梗塞の際、救急搬送される受け入れ病院がない

ということなんです

真光寺でもすでに数日前、高齢者が転倒で救急車を呼んだものの

受け入れ先の病院が見つかるまで2時間待機させられた

との情報が入っており、とても他人事の絵空事ではないのです。

それなのに未だに医療崩壊は起きてないとか、GO TOキャンペーンとか

笑止千万、正気の沙汰ではありません

医療従事者達がどんな思いで日々の業務にあたっているか、自粛を迫られる飲食業の方々がどんな思いで日々を凌いでいるか。

今までと違い、感染者が日常的にどこに居てもおかしくない状況です。

幸い鶴川地域の方々は意識が高い方が多く、マスクをしてない方をお見かけすることはほとんどありません。

が、全国的に見るとまだまだマスク拒否という訳のわからない主張をされる方がいらっしゃるようです。

マスク素材だってたくさんあります。障害者などマスクを装着できない方がいらっしゃるのも事実です。

でも個人の主張という方々、マスクしなくて結構ですから外に出歩かないでください。

自己主張で感染して運び込まれて、治療しなければならない方の気持ちを考えて下さい。

みんな疲弊しているんです

警告を細分化して、責任をなすりつけている政府関係者の皆様。

感染は会議室で起きているのではありません、現場で起きているのです

個人的な話ですが、海外在住の身内が生きるか死ぬかの瀬戸際で海外に行かなければならない状況が家族に生じました。

私の弟も通訳のため現地に行きましたが、それが幼稚園に漏れてしまい、家族が保護者から責められ肩身の狭い思いをしたそうです。

いろんな状況・理由があります。不安を皆が抱えているのもわかります。

ただ一概に他人を批判・攻撃するべきではありません

日夜心身をけずって従事している医療従事者やその家族の人たちが何故批判・攻撃されなければならないのでしょうか

感染してしまった患者さんも、自分から遊び歩いて感染したわけではなく、慎ましやかな生活の中で感染させられた被害者かもしれません。

誰かに誰かを批判したり裁く権利などないのです。

今一度、私たちが各々で出来ることを考え、自分の生活を守るために行動するべき時ではないでしょうか。

いたずらに不安をあおるつもりはありません。でも

医療崩壊は起きています。

困るのは私たちなのですから。