あるところに ぱっとしないパティシエがいました。
なまえを やなぎ と いいます。
やなぎの焼くシフォンケーキは
膨らまず。
やなぎの焼くクッキーは
ツリーのオーナメントにつかえそうな固さで。
やなぎの巻くロールケーキは
切った時まったくクリームやフルーツのない箇所があり。
やなぎの作るゼリーは
プルプルを通り越してグミに近い舌触り。
ある人は言いました、なぜあなたの様な人がパティシエなどやっているんですか。
やなぎは黙ったままでニコニコしていました。
そんなんでも、目指すは世界一のパティシエになることです。
