聖木曜日 「主の晩餐の夕べのミサ」
キリスト今日最大の祝祭は復活祭ですが、最後の晩餐からの3日間を教会は大切にしてきました。
典礼の解説にはつぎのようにあります。布池教会では徹夜で聖体の前で祈る人の姿がありました。
「主の晩餐の夕べのミサ」から「聖なる三日間」が始まります。このミサは、最後の晩餐を特に直接記念するものとして、必ず夕べに行われるばかりでなく、共同体(たとえば小教区)の全員が一つのミサに集まり、司祭も共同司式するなど伝統的な本来のミサの形態をわたしたちによく伝えてくれます。こうして、一致の秘跡であるミサの制定が記念されます。信者は全員、聖体拝領をするのが理想的なことです。聖体を制定され、ミサを残してくださることによって、いつまでわたしたちとともにいてくださるキリストとの一致は、聖体を拝領することによって実現し、キリストとの一致を通して、わたしたちの一致も完成されるからです。 古代エルサレムでは、このミサが終わると、一同家に帰って食事をすませてから、今度はオリーブ山に集まり、真夜中になると、主が捕らえられた場所へ移り、そこで、聖書の記事を読み、主の受難を思い起こして泣いたと伝えられます。