今日は
聖セシリアおとめ殉教者
の記念日です。

女子パウロ会の聖人カレンダーには、
セシリアは、彼ら(殉教者)の遺体を引き取り埋葬した。その後、自分の家をカタコンブ(地下墓地)にしたり、聖堂(のちに聖セシリア教会と呼ばれる)にしたことが総督に知られ、捕えられ、棄教するように強要された。彼女がむし風呂の刑にあっても、苦痛もなく、汗ひとつかかなかったので、最後は首を切りつけられて、3日間の苦しみののち殉教した。
とあります。
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カトリック教会の聖人たちの遺骸は、大理石のお棺に納められていることが多いです。
そしてその蓋には本人の生前のレリーフが彫られているのです。
聖セシリアのレリーフは2つあります。
一つはローマ郊外のサンカリストと呼ばれるカタコンブ(地下墓地)、もう一つは聖セシリア教会内です。
サンカリストのものが成熟した女性であるのに対して聖セシリア教会のそれは十代の女性の姿です。
ご覧いただいているのは、聖セシリア教会のレリーフですが、どちらもくびを切られて殉教したことからくびのところに切れ目がつけられいます。

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聖セシリアは、「心のうちで神に音楽を奏でていた」と伝えられたことから、音楽の保護の聖人です。
ご覧いただいているのは布池教会の正面のステンドグラスです。
手風琴を弾いている聖セシリアの姿がイメージされています。聖セシリアの上部には殉教のシンボルであるスミレ、下部には清純さのシンボルであるユリがあしらえられています。