京都に行きつけの店がいくつかあって、ラーメンの「第一旭」や「新福菜館」、お好み焼きの「やすい」など、訪れる機会があれば出来るだけ行くようにしているが、近頃はなかなかそうはいかなくて…久しぶりに立ち寄った店に四川料理の龍香(ろんしゃん)がある。
1980年代まで、四川や広東も含めて中華料理を出す店といえば、焼き餃子と、ラーメン店というイメージが強かった当時、宮保鶏丁(鶏肉とカシューナッツの唐辛子炒め950円)や油淋鶏(鶏肉の生姜ソースかけ:要予約)、チンジャオロース(790円)などなど、小規模ながらコストパフォーマンスの高い四川料理を20年以上にわたって地元に提供してきた。そこで腕を奮っていた当時20代の料理長には今もたまに挨拶に行く。
今回注文したのはカツカレー丼(790円)。



 その名の通りトンカツの上に中華風カレー餡がかかっているのだが、改めて驚くのはこの餡がカツの甘味を引き出していること。恥ずかしながら小生は、この丼で初めて豚肉の甘味を知った。おすすめは棒々鶏(420円)、春キャベツなら回鍋肉(790円)、丼なら天津飯(カニ玉分厚い610円)、春巻(2本420円)は皮まで自家製だ。
 四川料理 龍香(ロンシャン)京都市右京区梅津段町8番地 
tel:075-881-9131月曜定休