聖書や神話になぞらえて文明批評を映像物語で具現化したいのは小生とて同じく。ともすればこのような物語を描いていたかもしれぬ拙才であったため生意気にも批評めいた駄文を連ねる次第。
ストーリは四編からなり、
モロッコ編は荒涼たる大地でヤギ飼いの父親は害獣を撃つため銃を買う。息子たちがふざけて撃ったことから起こる悲劇が描かれる。
夫婦観光編ではヤギ飼い一家の幼い兄弟が放った銃弾に当たって死にかける妻を救おうとする関係の壊れかけた夫。
東京編では聾唖の女子高生が一目惚れした刑事に告白するもどかしさと父娘関係。
メキシコ編は夫婦が旅行中で、子供達の面倒を見ている在米不法就労シッターがやむなくその子たちとともに息子の結婚式に向かうが…。
これらが時間差でジャンプしつつ進んでゆく。
題名通り時は現代の文明社会。四つのエピソードが交叉する言葉が届かないが故のコミュニケーション不全、もしくは時間差が巻き起こす諍いや焦燥を三箇所四視点に分けて描出される。
迫力を出すための手持ちカメラや四視点でのジャンプはよいのだが、このタッチで演出する意図がわからない。ワンエピソードずつ数珠繋ぎにしたオムニバスであれば薄っぺらいストーリーになってしまうのが容易に想像できる隙がある。逆にこれらエピソードをジャンプによって同時並行描写することによって長尺を持たせているのか。それとも意図された薄っぺらさなのか?
結局メキシコ編とモロッコの兄弟編が悲劇に終わるのは不公平だなどと礼儀知らずな解釈をするつもりはない。これでいいのだと作者は判断したのだから。そして、これら薄っぺらいエピソードの同時並行、そしてそれらが澱のように積み重なった現代が、バベルに見えるのかな?
一つのテーマを異なる時空を舞台に自在にジャンプしつつ描くといえば「スローターハウス5」があるが、あれは作者の知性がウザかった記憶がある(「イントレランス」はさておく)。小生の如き凡俗共の右往左往から取材したものとなればどうなるか?正直、もっとウザくなるか、単純化したオリジナルになるだろう。畢竟演出の力押しに頼るが、否定はしない。でも、力で押さないと持たない脚本は困る。かと言って、力のない構成というわけでもない。
それにしても、こんなの意味ないよと批評家一人が言えば、ドッとそちらに行ってしまいそうな危うさに魅力を感じてしまうわしって変?
本音を言えば、このテーマをジャンプしつつ並行するなら、うち一編は悲劇に、一編は喜劇に、一編はアクションに、一編は社会派に徹底しちまえと面倒臭がる(実行するとなると大変)わしって単純?
ブラピ以下有名どころと、瞠目すべき新人演技派と、聖書になぞらえた現代文明批判といった1.5行キャッチで売れると踏んだ配給サイドの読みを勘ぐるわしって穿ちすぎてる?
といった四視点感想ってアリ?
ストーリは四編からなり、
モロッコ編は荒涼たる大地でヤギ飼いの父親は害獣を撃つため銃を買う。息子たちがふざけて撃ったことから起こる悲劇が描かれる。
夫婦観光編ではヤギ飼い一家の幼い兄弟が放った銃弾に当たって死にかける妻を救おうとする関係の壊れかけた夫。
東京編では聾唖の女子高生が一目惚れした刑事に告白するもどかしさと父娘関係。
メキシコ編は夫婦が旅行中で、子供達の面倒を見ている在米不法就労シッターがやむなくその子たちとともに息子の結婚式に向かうが…。
これらが時間差でジャンプしつつ進んでゆく。
題名通り時は現代の文明社会。四つのエピソードが交叉する言葉が届かないが故のコミュニケーション不全、もしくは時間差が巻き起こす諍いや焦燥を三箇所四視点に分けて描出される。
迫力を出すための手持ちカメラや四視点でのジャンプはよいのだが、このタッチで演出する意図がわからない。ワンエピソードずつ数珠繋ぎにしたオムニバスであれば薄っぺらいストーリーになってしまうのが容易に想像できる隙がある。逆にこれらエピソードをジャンプによって同時並行描写することによって長尺を持たせているのか。それとも意図された薄っぺらさなのか?
結局メキシコ編とモロッコの兄弟編が悲劇に終わるのは不公平だなどと礼儀知らずな解釈をするつもりはない。これでいいのだと作者は判断したのだから。そして、これら薄っぺらいエピソードの同時並行、そしてそれらが澱のように積み重なった現代が、バベルに見えるのかな?
一つのテーマを異なる時空を舞台に自在にジャンプしつつ描くといえば「スローターハウス5」があるが、あれは作者の知性がウザかった記憶がある(「イントレランス」はさておく)。小生の如き凡俗共の右往左往から取材したものとなればどうなるか?正直、もっとウザくなるか、単純化したオリジナルになるだろう。畢竟演出の力押しに頼るが、否定はしない。でも、力で押さないと持たない脚本は困る。かと言って、力のない構成というわけでもない。
それにしても、こんなの意味ないよと批評家一人が言えば、ドッとそちらに行ってしまいそうな危うさに魅力を感じてしまうわしって変?
本音を言えば、このテーマをジャンプしつつ並行するなら、うち一編は悲劇に、一編は喜劇に、一編はアクションに、一編は社会派に徹底しちまえと面倒臭がる(実行するとなると大変)わしって単純?
ブラピ以下有名どころと、瞠目すべき新人演技派と、聖書になぞらえた現代文明批判といった1.5行キャッチで売れると踏んだ配給サイドの読みを勘ぐるわしって穿ちすぎてる?
といった四視点感想ってアリ?