第7章
コンコン。
「パパ、パパ……」
「一瞬の悔悟も無し……我が末期……ぶつぶつ……」
一心不乱に唱えていた五右衛門がカッと目を開けた。髪もヒゲもぼうぼうに伸びている。
「おお~紫~」
目の中に入れても痛くない修行が出来る程可愛い娘の声を聞いて、思わず立ち上がりかけた五右衛門パパ、ブルブルと首を振った。
「いかんいかん、雑念は隙を作る……」
「もおっ、パパったら、いい加減に出てきてちょうだい! 王様が心配して、お友達を派遣してくださったのよ」
紫は怒った声もまた可愛い……五右衛門の目が細くなった。実は妻に先立たれて以来、シングルファザーで育ててきただけに、かなりの子煩悩である。
洞窟の入り口に取り付けられた重い石の扉が、ゴゴゴーッと開く。
「パパ、一週間ぶり!」
紫ちゃんが五右衛門の首にすがり付いて、嬉しそうにピョンピョン跳ねた。
「紫や、そんなに心配してくれたのか!」
五右衛門パパもメロメロである。
「だって断食なんて体に悪いじゃない、どんな時でもご飯は一日三食食べなくちゃ」
「おお~そうかそうか、紫は優しい子じゃ!」
五右衛門パパ、うるうると感動して、娘をきつく抱きしめた。
「えっ?」
タマ君、きょとん。
「ねえねえ、あの子、ちょっとズレてない?」
マミー王女がガァ坊に耳打ちした。
「いいなぁ~僕も紫ちゃんにダイエットの心配されてみたい」
ガァ坊が指をくわえて見ている。
ガキッ。
マミー王女がガァ坊の靴を思いっきり踏んづけた。
「アデデデっ」
と、その刹那、殺気が刃のように煌いた。
ハッ!!!
五右衛門、ガァ坊、タマ君の三人に緊張が走る。
確かに殺気は五右衛門に向けられており、冷たい銃口の輝きもイメージとして捕らえる事ができるのに、相手の位置だけがわからない。
どうする!?
ガァ坊とタマ君は目配せを交わし、五右衛門は娘をかばうようにそっと位置を変え、自分の背中を敵にさらした。
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ああ、またしてもいきなりピンチです!!
五右衛門やっとパパ出てきたと思ったら、退場しちゃうのか?
果たしてガァ坊たちは、冷酷非常な殺し屋から、忍者の頭領を守れるのでしょうか?
まて、次号!!
本格的に暑いですA=´、`=)ゞ
今日は何もしてないのに、すでにバテバテ(x_x;)
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