誰か他人と正面から向き合ったり、ぶつかったりしたことが
なかった。


だから、一般的に「付き合っている」と思われるような関係でも、
私は「これは、付き合っているとはいえないな」とずっと胸の中で思ってきた。


だから私はいままで、誰とも付き合ったことがないのかもしれない。
(うむ)。



他人に興味がないわけではなくて、
むしろ人間が好きだ。


何か物への執着というのは、ほとんどなくて、だから今も、生活に必要な、
限りなく最低限のものしか所有していないんだと思う。
(私の部屋で目立つのは、真っ赤な愛おしきビアンキだけ)


物よりも、心がほしかったんだよね。
ずっと。

昔は、好きな人の心を手に入れたいとずっと願ってきた。
あの人の心を手に入れることができたら、どんなにしあわせだろうと。



でも、ある時、「それは自分の心を手に入れたい」ってことじゃない?
と友人に言われた。


なんだか禅問答みたいだわ。


そうなの?
誰かの心を手に入れることが、すなわち、自分の心を手に入れることなのか、
はたして分からない。



分からない。
分からない。


この世は分からないことだらけ。



でも、心はどこかでホッとしているところもある。



今朝見た夢。
ピンク色の桜吹雪の絨毯が、ぎっしり詰まった広い野原にいる夢。

そのピンクも濃いピンクから薄いピンクまで、濃淡のグラデーションが綺麗だった。


季節は秋なのに、
なんであんなにhappy気分いっぱいの夢を見たんだろう?


起きてからしばらくは私の心はあったかいLOVEで満たされたような気分だったの。



現実と夢はかなりかい離していると思った12月1日のこと。