数日前までネット環境のない岩手県の方に。東北は親戚一同がいるので、親戚孝行の旅です(笑)朝から温泉に癒されて、昼間っからビール飲んで、食事も上げ膳据え膳で至れりつくせり。温泉って大好き。ひたすら外の渓谷を眺めながら、流れる雲をいつまでも飽きもせずに観ていた。雲の早さ、空の高さ。何匹も飛び交うとんぼたち。
もう、そこは秋の景色でした。

今回は、じいちゃん&ばあちゃん&ご先祖様の墓参りが出来てひと安心。脈々とつながる命のリレーで、ここにこうして自分が存在していること。こうしてはるか時空を超えて、見たことのないご先祖様のことを祈るって、なんか不思議な気分。


常々考えることなのだけど、つくづく、その人の「死に様」は、日々いかに生きてきたか、が現れる集大成なんだと思う。
つまり「生き様」は、「死に様」。
どんな風に死にたいのか、を突き詰めれば、逆にじゃあ日々どんな風に生と向き合うか、が見えてくる気がする。

うちのばあちゃんは、大好きな畑で、誰にも看取られず、一人でひっそりと亡くなった。
翌朝、家にいないことに気づいた近所の人が畑で倒れているばあちゃんを見つけた。ばあちゃんはおそらく、前の日の夕方、畑で作業中に亡くなって、そのまま土の上で一夜を過ごしたのだと思う。

それを知った時、ばあちゃんは日々、生きることを通じて、自分の死に様を実践したんだとわかった。
人に迷惑をかけるのが嫌いで、90を過ぎてもシャッキリとして、大変、頭の切れたばあちゃん。子ども心に大変、気丈な人だと思ったし、正直、近寄りがたいところもあった。


私たちはこの瞬間も、死に向かって生きている。
だからこそ、日々、生きることを通じて、どんな死を迎えたいか、そんなことを良く考える。
結局は、全て、自分のやってきたことが自分に戻ってくるのだ。自分を取り巻く環境は、すべて自分の行ったこと、思ったこと、意識が作り出した世界だとも思う。

すべての答えは自分の中にある。
そう思うと、心がけるべきことは実にシンプルだ。


今宵もラブ&ピース☆