眠る前に、自分の好きな本の好きなシーンを読むと、その後の眠りが大変心地よいことに気づいてから、もっぱら、眠る前のほんの数分は、村上春樹の「1Q84」が睡眠導入剤代わりになっている。もう飽きてしまうほど読んだ本だけれど。と言っても、私の場合、横になった途端、深い眠りにつくので、次のページまでたどり着けないこと、多々。




昨日は、主人公の「天吾」と「青豆」が、20年の歳月を過ぎても、「お互いにずっと会いたいと思い、探し続けていた」ことに、お互いが気づく、という感極まるページだった。自分だけじゃなかった、実は相手も同じように自分のことを思っていた」って、究極の、最高の自己肯定じゃないかなぁ。ここまでが昨夜のこと。





閑話休題。





今年前半も終わった訳だけれど、ここ1年ほど、自分の中の有り余るエネルギーを持て余し気味で、気分的にはややlowだったなぁと思う。どんなに働いても、自分の中の「枯渇感」がいつもあって、自分を無理に鼓舞していたように思う。
それが少しずつ、抜けてきたかなぁ。長い冬というトンネルの出口近くにまでたどりついて、ようやく夏の兆しが見え始めた、という感じかな。




と言っても、まだまだ自分の「使命」果たすべき役割が正直、わからないから、ただ目の前にある一つひとつを丁寧に、愛情を持って向き合うしかないのだけど。仕事にしても、当たり前のような日々の生活にしても。





去年、それまで働いた会社をやめてから、私が生きる上で選択する方向は、それまでの「常識」「安定(という幻想)」から、自分の直感、本能、「ワクワク」を基準に選ぶようになった。どんどん自分のブロックが外されて、私の魂はますます自由さを得て、無駄に恐れることなく、目の前で起きる一つひとつに動揺することなく、すべてを受け入れられるようになった気がする。





その結果が、今だ。
(そして今、この自分が置かれている状況、環境、人間関係etcを、すこぶるファンタスティックだと思っている!!)



昨日読んだフリーペーパーに、大好きな詩が載っていて、思わず嬉しかった。




森へ行ったのは思慮深く生き、人生の真髄を吸収するため
生活でないものは拒み
死ぬときに悔いのないよう生きるため
森の分かれ道で、人の通らぬ道を選ぼう 
すべてが変わる
(ソロー「森の生活」)




人は、いつも人生の岐路において、おのずと「最高の選択」をしていると信じたい。




ピース!!