🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

🌷新刊経典🌷『成功をつかむ発想法』に学ぶー正しい発展・繁栄を求めてーその6

🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟

 

 

41ページ

忙しそうにしているからといって付加価値を生んでいるとは必ずしも言えない

という見出しがあります。

これも大切な内容です。

 

思想が『左寄り』の人は、これが分からないことが多いです。

労働=時間

つまり、1時間いくら。という考え方が抜けないからですね。

難しく言えば「労働価値説」です。マルクスですね。

 

これがまかり通るようになると

悪しき現場主義といって、

会社などでの本部組織や管理部門を軽視したりします。

 

そして、もっと、こじらせると

「社長は机にすわって高給をとってやがる

こちとら現場は汗水たらして働いて、搾取されている」

という風になっていきます。

そして労働運動へ。となる図式があります。

 

かたや

巷の経営書などを少し読めば

「例外の法則」というのが出てきます。

 

「例外の法則」というのは、

社長はじめ、組織の上位にあたる役職者は

「できるだけルーティンに関わらないようにするべきだ。」

ということです。

 

つまり、日常業務からは離れて

できるだけ「例外」の事項に取り組むべきである。

という考え方です。

 

「例外の事項」というのは、

予期せぬ成功を研究し事業化したり

予期せぬ失敗から得られる教訓から新しいマニュアルをつくったり

社外の情報、外部環境の変化を読みとって

事業が時代遅れにならないように、

事業の新陳代謝を考え、意思決定をしてく。

などの仕事です。

日常業務、ルーティン以外の仕事。ということですね。

 

 

これが現場で働いている人間には

わかっていないことがほとんどで、

(わかっていないから、社長にはなれていないわけですが)

「本社のやつらはいつもヒマそうにして、偉そうにしてやがる」

という感じになっていきます。

上位者が生み出そうとしている「付加価値」がわからないわけです。

 

これを

主は、この経典で、

「支部長の子弟の新入職員が『総裁先生はサボっている』と思った話」

という事例にして

わかりやすくお話ししてくださっています。

 

ありがたいことですし、

実は、深い内容です。

「マルクスは、付加価値ということを理解できていなかった」

「付加価値という概念で、マルクスの経済理論は崩壊できる」

「マルクス的な左寄りの思考は、日常の中にも潜んでいる」

こうした真実を含んでいる箇所かと思います。

 

 

つづく