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💎新刊経典💎

『天御祖神 武士道を語る』に学ぶ

ー現代に求められる真実の死生観ー

その4

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25ページ 

二、武士道における「死」と「正義」の考え方

自分個人に対しては「無欲」、仕事においては「大欲」を持て

です。

 

ここでまずおっしゃっているのは

この世への執着、「生き長らえることへの執着」が強すぎるということは、

問題はあると思う。(27~28ページ)

です。

 

 

これは

医学で寿命を延ばし、食糧の供給で寿命を延ばしているが・・・(26ページ)

 

 

この世に執着して

「もっと生きたい。もっと生きたい。」

と思っている人ほど、

地獄という所に数多く行っていることは間違いない。

(31ページ)

 

ということです。

 

 

いつか必ず死ぬこと、この肉体は必ず滅びること、

諸行無常であること。

これを潔く受け入れることが大切。

 

それは、「あの世」があると知ればこそ

受け容れることができるようになります。

 

仕事をすることにおいて

大きな業を成すということが大事で、

桜が散るは風に任せるようなところも

あってよいのかなと思う。

(31ページ)

 

ここは、私、大好きなお言葉です♪

 

 

仕事をすることにおいて大きな欲を持つ。

 

これは、念のため申し添えれば

断じて、この世的な生業のことではありませんね。

本業のことです。

本業というのは、「本願」つまり「ユートピア建設の仕事」のことです。

商売稼業や、サラリーマン、パートや主婦などの俗世の仕事のことではありません。これは「別願」ですね。

 

 

🌸ユートピア建設の大きな夢を描いて

🌸それに夢中になる。

🌸自分の生死については忘れてしまって

🌸夢中でユートピア建設の仕事をして

🌸時期がきたら、桜の花のように、風に任せて去っていく。

 

こういうふうでありたいものだと、私もいつも願っています。

本来の仕事(ユートピア建設)に夢中になって我を忘れることが

本当の「無我」の境地でありましょうし、

私たちが目指すところである

菩薩の「仕事即我」の境地であります。

 

 

かたや、

よく、病院の待合室に、いつもたむろしていて

「あれ?今日は、〇〇さん、いないねぇ」

「ああ、今日は、〇〇さん、具合が悪いらしいよ」

なーんて会話をしている。

というギャグがあったと思いますが、

 

ちょっと肉体が具合悪いとか、

具合悪くもないんだけれども、

心配性で検査ばかり受けて

なにかとすぐに薬をもらいたがったり

すぐに医者に診てもらいたがって、

時間の大半を使ってしまう。

私の母親もそういうタイプでしたが

 

こういうふうに肉体の維持を中心に生きてしまっている人は

現代社会にとっても、とっても多くなっています。

 

 

また、仕事中心で生活していても、

それが真理価値のある仕事であったり

伝道対象者を増やして、エル・カンターレ信仰を広げることにつながっていればいざしらず、

いつしか主従逆転してしまい、伝道の輪も広げられないままに

結果的に生活のため、肉体生活の維持だけのためになってしまい

この世的なビジネスばかりに時間をとられてしまっている人は

もう、ものすごく多いですね。

 

 

これを、天上界からご覧になられていて

「こんなつまらない人生で、おまえ、いいのか」

という気持ちになるのだけれども

どうしても、その気持ちはわかってはもらえない

(33ページ)

という風におっしゃっているわけですね。

 

 

このように

あの世に還ると価値観がまったく変わるのですが、

生きている間にそれに気づける人は少ないわけです。

 

つづく