🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
その30~映画「ドラゴン・ハート」について深める
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
『地獄界探訪』第2章「苦しみの世界」の締めくくりの部分です。
137ページ
苦しみの世界から逃れる方法は
「永遠の生命」の自覚
生身の人間である限り、
「批判」や「ささやかな失敗」は
出続ける。
これは本当にその通りですね。
以前、「批判」という心の指針がありました。
経典『無我なる愛』の162ページにおさめられています。
これは法句経からの引用をされている珍しいものです。
「ひとは黙して座するを誹り
多く語るを誹り
また 少しく語るを誹る
およそこの世に
誹りを受けざるはなし」
このようなお言葉でした。
(*'ω'*)私はこの法句経が大好きです♪
地上では
どのような高級霊であっても批判されることがあります。
たとえ地獄界に心が通じている人であっても
平気で高級霊の批判を言うことができる。
そしてそれがすべて間違っているわけでもなく
一理あることも多いです。
もちろん、あの世においては
悟りの差や心境の差は
光の差となって一目瞭然であり
その圧倒的なる光の中では
低き者が、高きものを批評することさえかないません。
しかし、肉体をまとうことで
大なるものも小なるものも
いちように言葉を発することができる。
だからこそ、
批判や悪口を受けるという経験を通して
自分が何を学べるかどうか
反省すべきところはしっかりと反省する。
そこにこそ集中すべきと言うことですね。
仮に
相手が間違っている場合であっても、
「(相手の方が)地獄に行きませんように」
「天国に昇れますように」
と祈る気持ちを持つ。137~138ページ
ここは本当に大切なことを教えてくださっていると思います。
さらに、本章の結論部分ですが
苦しみの世界から逃れるためには、
「自分の生命の実相は、永遠の魂だ。
だから、永遠の魂として存在し続けるんだ。
魂は生き続ける。
それが天国へ行くか地獄へ行くか、
天国のどこへ行くかということが、
この世の修行で色分けされていくのだ」
この悟りをほんとうにつかみきることが大切です。
同じことでも、
感謝して生きる人もいれば、
相手に不平不満を言いながら生きる人もいるのです。
こんな簡単なことが分からないために、
何百年も何千年も地獄の苦しみの中に置かれる
ということは残念なことだと思います。
「永遠の生命として、いかに自分は生くべきか」
ということに目が向いて、
真正面からそれに向き合うようになった時に、
「自分自身の人生を、自分で切り拓いていかねばならんのだ」
ということに
気づくことになると思うのです。
この「人生の苦しみ」を自覚し、
そこから自分の力で抜け出そうとすること
すなわち解脱への努力。
これを本章ではお説きくださいました。
大切なことは
苦しみの人生から目をそらさず
ごまかさず
真正面から見据え
霊的人生観を日々磨くことで
そこから解脱すること。
「人生に苦しみなどないのだ!」とうそぶく
頓悟禅や、光明思想、現世利益とは
一線を画した、仏教の真骨頂がここにあると思います。
つづく。。。
にほんブログ村
