ベートーベンの第九は、エル・カンターレ信仰の詩だと思う。 | August

August

※投稿内容は私個人の意見であり、所属団体・部門の見解を代表するものではありません。 
 

八月は

この星の栄光で

一杯だった

   

年末になるとベートーベンの第九を歌う方もおられる。テレビなどでも流されたりしますね。

この第九が国内で初めて演奏されたのが

徳島であるというところも

なにかの縁を感じます。

 

 

下の映像などをみていただくと、第九の和訳が演奏と共に流れます。私はみているだけでも涙が流れます。信仰の詩です。エル・カンターレ信仰の詩だといってもいいと思う。

 

 


 

 

歌詞の文字おこしもしてみましたので読んで見てください。

冒頭の4行は、ベートーベン自らの作詞なのだそうです。

残りの部分はシラー作詩。

 

主を信じることによって、苦難をつききって、歓喜の詩を歌おうとする念いが

とても感動的だと思います。


♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

ベートーベン 交響曲第九番 第四楽章「歓喜の歌」

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

 

世界中の友よ こんな音ではない!

 

もっと心地よい 

 

もっと歓びに満ちた調べに

 

声を合わせようではないか

 

歓喜よ、おまえはきらめく光に包まれた

楽園の乙女だ

我々は体中を熱い炎でいっぱいにし

天上の神殿へ歩んでいこう

 

おまえの不思議な力は

時の流れが引き裂くものを再び結び合わせる

おまえの優しい翼に抱かれて

すべてのものは兄弟になる

 

おまえの不思議な力は

時の流れが引き裂くものを再び結び合わせる

おまえの優しい翼に抱かれて

すべてのものは兄弟になる

 

 

誰かにとってほんとうの友達になるという

快挙を成し遂げた者

心通い合う伴侶を見つけた者は

喜びの声を合わせよう

 

この世界中でただ一人だけでも

自分の魂といえるものがあるなら声を合わせよ

それができない者は

涙を流してこの仲間の輪を去るがいい

 

そう、この世界中でただ一人だけでも

自分の魂といえるものがあるなら声を合わせよ

それができない者は

涙を流してこの仲間の輪を去るがいい

 

生きとし生けるものは皆、自然の胸に抱かれ

その乳房から歓喜を口にする

善きものも悪しきものも

自然が与えてくれた薔薇の小道をたどっている

 

自然はキスをして大地の恵みを与えてくれる

試練をともにする友人をも与えてくれるのだ

ならば快楽は虫たちにくれてやろう

そのとき知の天使が神の御前に現れるのだ

 

 

 

自然はキスをして大地の恵みを与えてくれる

試練をともにする友人をも与えてくれるのだ

ならば快楽は虫たちにくれてやろう

そのとき知の天使が神の御前に現れるのだ

 

知の天使が 神の御前に現れるのだ

 

知の天使が神の御前に現れるのだ

 

神の御前に

 

神の御前に

 

神の星々が 天空を駆け巡るように

壮麗な 天の軌道をわたるように

兄弟たちよ、自分の道を歩め

 

勝利に向かう英雄のように

歓喜に満ちて 自分の道を歩め

 

勝利に向かう英雄のように

歓喜に満ちて 自分の道を歩め

 

歓喜よ、おまえはきらめく光に包まれた

楽園の乙女だ

我々は体中を熱い炎でいっぱいにし

天上の神殿へ歩んでいこう

 

おまえの不思議な力は

時の流れが引き裂くものを再び結び合わせる

おまえの優しい翼に抱かれて

すべてのものは兄弟になる

 

おまえの不思議な力は

時の流れが引き裂くものを再び結び合わせる

おまえの優しい翼に抱かれて

すべてのものは兄弟になる

 

世界中の人々よ 抱き合え

その口づけを万人に捧げよう

 

世界中の人々よ 抱き合え

その口づけを万人に捧げよう

 

兄弟たちよ、星の輝く天空の上には

父なる神がきっといらっしゃるだろう

 

兄弟たちよ、星の輝く天空の上には

父なる神がきっといらっしゃるだろう

 

その前にひざまずこうというのか世界の人々よ

創造主の存在を感じるか 世界の人々よ

天空の彼方に あの方を求めよ

星々の彼方に必ずあの方はいらっしゃるのだ

星々の彼方に必ずあの方はいらっしゃるのだ

 

 

その前にひざまずこうというのか世界の人々よ

創造主の存在を感じるか 世界の人々よ

天空の彼方に あの方を求めよ

兄弟たちよ 星の輝く天空の上には

父なる神が きっといらっしゃるだろう

 

 

歓び、それは楽園の乙女

歓び、それは楽園の乙女

おまえの不思議な力は

時の流れが引き裂くものを再び結び合わせる

 

すべての者は すべての者は

すべての者は兄弟になる

 

おまえの優しい翼に抱かれて

すべての者は兄弟になる

 

おまえの優しい翼に抱かれて

おまえの不思議な力は

時の流れが引き裂くものを再び結び合わせる

 

すべての者は すべての者は

すべての者は兄弟になる

おまえの優しい翼に抱かれて

 

世界中の人々よ 抱き合え

その口づけを万人に捧げよう

 

兄弟たちよ 星の輝く天空の上には

父なる神が きっといらっしゃるだろう

 

世界中の人々よ 抱き合え

その口づけを万人に捧げよう

その口づけを万人に捧げよう

世界中に

 

歓喜よ、

おまえはきらめく光に包まれた

楽園の乙女だ

 

光に包まれた歓びよ

 

光に包まれた歓びよ

 

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

 

上記の詩のこの部分。

兄弟たちよ 星の輝く天空の上には

父なる神が きっといらっしゃるだろう

 

ここに意味づけをしてある映画が以下の「ベートーベン不滅の恋」です。

以下は、少し画像も音楽も粗いのですが、、、、

 

 

苦しみの人生を歩みつつ

 

歓喜の世界へ。

 

幼少のころ

 

星々の彼方に

 

主がおわすことを信じ

 

星々と一体となった

 

その調べとして

 

第九が描かれた映画です。

 

 

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

さらに。

この同じ映画に、

 

この調べを、作曲中に、ベートーベンが

息子に伝えようとするのですが

理解できない息子は

 

「とうとう親父は気が狂った。

ナーナーナーと

わけのわからない歌を歌いだした。。」

 

と、いいはなつシーンがあります。

 

 

つまり「第九の原曲」を聞いても

 

その調べがわからない。理解できない。きこえない。

 

わけです。

 

哀しみを感じます。

 

↓↓↓

1分10秒ごろからそのシーンです。