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経典『「小説とっちめてやらなくちゃ」余話』を味わい、学ぶ。その18
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56ページです
釈尊の出家の話がでています。
これは、竜二のニューヨーク行きと駐在員への切り替えが
ありえないほどのエリートコースであったという話の後に続いて
「釈尊の出家も似たような出来事だった。」と語られる文脈です。
想像してイメージしてみてください。。。
若き釈尊が出家されてゆく
その時のカピラ城の王族たちの思惑と
釈尊の行動のギャップ、
父王や妻、義母の受けたショックについて。
なぜ?釈尊はそういう行動に出られたか?というのは、
同時代の人にはなかなかわかるものではない。
ということですね。
近しい間柄であればあるほどわかりにくいのかもしれません。
釈尊が、出家なさったがゆえに、
国はつぶれる。
親族である釈迦族は皆殺しにされる。
それは、あらかじめ予見できたことであった。。。
しかし、それでも、あえて出家されていますね。
しかもこれは「比較衡量」という合理的なる判断でなさっていたことをお話されています。
「未来から見れば、結論はたぶん、迷いようがない状態ではあった。」
というお言葉ですね。
これは大切な視点だと思います。
✨「未来から見る」
私たちも、少しなりとも
その「未来」からの視点にて
生き、
判断できるように
努力を重ねてまいりたいものだと思います。
つづく
