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経典『「小説とっちめてやらなくちゃ」余話』を味わい、学ぶ。その16

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50ページ「自己実現」より「使命」を取った竜二の選択

 

主が「職業がなかった」とおっしゃっていますね。

 

それは「(使命を果たすための職業がなかった」という理解でよいかと思います。

 

 

道が開かれていない。

 

 

そのなかで、もがいている。

 

 

 

官僚や、弁護士、裁判官には「ならなくていい道」で

 

「大いなる使命に引っ張られて人生が導かれていく」

 

 

 

私たちも、実は、

 

知らず知らずに、似たような経験をしているかもしれません。

 

 

 

例えば

 

いきたいという学校にいけなかった。

 

なりたいと思っていた職業につけなかった。

 

好きだった人と一緒になれなかった。

 

人との出会いなどもそうですね。

 

 

 

でも、それもこれも、実は、

 

私たち自身が

 

「使命」を帯びているから。

 

その使命に引っ張られて、人生が展開していった。

 

そういうことかもしれません。

 

 

ですから、この小説の味わい方として、

 

 

自分自身もまた、

 

人生の途上で、

 

使命に引っ張られて、

 

 

おもうような自己実現にはならなかった経験がないか

 

 

その意味で

 

自分では挫折と思い込んでいるけれども、

 

実は、それでよかったんだ。ということが

 

 

自分の人生にもあるのではないか。

 

 

もう一度よくよく点検してみる。という味わい方もできるのではないかと思います。

 

 

いかがでしょうか。

 

 

つづく