ハイパープラジア

著者:望月 諒子


一番印象に残っている言葉・場面


1/―でも俺は、神なんぞになりたくはない。


2/自然を円筒形と球形と円錐形によって扱い、全てを遠近法の中に入れなさい。

これが謎の、セザンヌの言葉。友人、エミール・ベルナールに送った手紙の中の言葉だ。

こんなものが絵描きの言葉に思えるか?あのフランス人は、これを日本語に訳すことを拒んだんだ。

それがあの男のこだわりだったから。


1.そうでありたくないと感じる気持ちが人間らしくて印象に残った。

2.とても短い言葉なのに、セザンヌの思考がぎゅっと詰め込まれたような言葉だと思った。


この本で好きなところ

何処かで本当に起こっているんじゃないかと思うくらい不思議なところ

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ハイパープラジア―脳内寄生者/徳間書店
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旅の終わりの音楽

著者:エリック・フォスネス・ハンセン


一番印象に残っている言葉・場面


1/父親に反抗しなかった。自由になろうとしなかった。おまえは何日も前から勇気を奮い起こしていたが、その時になって最後の一歩が踏み出せず、自分自身を裏切った。


2/「まだ演奏をやめるべきじゃない。もう少し演奏しよう」

みんながペトロニウスを振り返った。


1.「最後の一歩」が踏み出せなかった。その気持ちを思い、印象に残った。

2.船が沈むと分かった後も、しばらく演奏を続けた。音楽家たちはどうしてやめなかったんだろう。


この本で好きなところ

映画「タイタニック」で個人的に強く印象に残った音楽家たちに焦点を当てた作品だったところ

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旅の終わりの音楽 (クレスト・ブックス)/新潮社
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眠り人形

著者:向田 邦子


一番印象に残っている言葉・場面


1/「お前たちの手だって…そっくりだよ」

「あたしたち?似てないわよ」

二人は両手をちゃぶ台の上に並べた。


2/「良一」

「うん?」

「……ねぇ、お母さん、お嫁にいっちゃ、いけないかねぇ」


1.いがみ合っていても比べ合う風景が可愛らして、微笑ましいと思った場面。

2.ここで決断するんだなぁと母親の女性としての強さを感じた場面。


この本で好きなところ

・家族、兄弟の表現しにくい絶妙な空気が言葉や間合いで表現されているところ

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眠り人形
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リカと3つのルール 自閉症の少女がことばを話すまで

著者:東条 健一


一番印象に残っている言葉・場面


1/「この子を見てみなよ。こんなに美しい目をした子に障害なんてあるはずないだろう? すごく利口そうな目じゃないか? そう思わない?」
「本当にそうね」妻も僕に同意してくれた。そして、決まって二人でこう言うのだった。
「こんなに美しい目を持った子に障害があるはずがない」


2/「この子は一生バカなんだから、価値なんてない」わざと、そう考えてみた。ところが、そんな気持ちは自分のどこにも見つけることができなかった。むすめに最高の教育を与えたいという夢は消えても、むすめの価値は、ぼくのなかでなにも変わっていないじゃないか。人間の価値は努力や結果だけじゃない。存在自体も価値なんだ。


3/「自閉症とふつうの人のあいだには、断絶はありません。彼らとわたしたちとは、地続きなのです。われわれふつうの人も、多くの自閉症の特徴を持っているんですから」


1.どうして美しい目をしているんだろう・・・不思議です。

2.「存在自体が価値」という言葉が響きました。

3.あまりにも違うと思っても、決して理解し合えないとしても。それは壁であって、決して崖じゃない。当たり前なことなのに、言われるとまた違う気持ちになった。


この本で好きなところ

・「障害」を親子の視点から記されていて、その中で「ふつう」とは何だろうと考えさせられたところ

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リカと3つのルール [ 東条健一 ]
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こんばんは。
春に来た!と思ったらもう暑くなり、湿気や虫たちとの長い戦いが始まる季節となりました。
今年は、どれくらい暑い夏になるんでしょうか…。ああ、かき氷食べたい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

ピグにログインしてみると、ピグ友さんが退会されていらっしゃいました。
寒天や本のお話や他もろもろ・・・お話させていただいて。
いつもとても楽しい時間をいただいておりましたので、ご挨拶出来なかったのが残念ですが、これからもどうぞお元気で過ごされることを祈っています。本当にありがとうございました。

・・・それから、何気なく振り返ると、この日記を付け始めて一年が過ぎてました。「初心を忘れず」の気持ちから開設当初に選んだ「あじさい」のトップデザインに帰ってみました。…選んだだけ(笑)
そして、1年経ったといっても、これといって書けるニュースもない。ということで、駄作ですが、お絵かきをアップします。完成度よりも制作時の楽しさを重視しておりますので、ご了承ください。暖かい目で見ていただければ幸いです。

 



  

何を描いているのか分からないかもしれないので・・・キャプション付けます。
海と三日月(左上)雨上がり(右上)
蝶々と蜂(中央)
バラ(左下)小野小町(右下)~参照「佐竹本三十六歌仙絵(小野小町)」より~
海と三日月と雨上がりは綿棒で押して色付け。混ざりにくくて、片付けは簡単だったけど細かい部分が描けなかった。でも、きっと細かく描く気はなかったからいいや…ストレス発散だし。いいことにしよう。


最後に…
1年間、ありがとうございました。