【2022年は寅年!🐯】元旦は朝まで「タイガーマスク」一挙公開! – YouTube

 

 

あけましておめでとうございます。

昨年はお世話になりました。

今年もよろしくお願い致します。

 

(あ~、前項の書き間違いを修正しないまま、新年を迎えてしまったよ…。)

 

 

🐯とりあえず、寅年だから『タイガーマスク』🐯

 

 

 

 

「みなしごのバラード」に因んで・日本ヤバイ

 

 

皆さ~、もういい加減、「資本主義界のマルクス=フリードマン」の「あたたかい人の情」がない「新自由主義」政策を推し進める政党を支持するの、やめませんか~。

 

「共産主義は間違っている!」(by勝共連合)とか言ってる場合じゃないですよ~(むしろ、共産主義的要素をぶちこんで中和させて、欧州のような半社会民主主義国家を目指した方がいいのでは…。いや、そこまでいかずとも、せめて「修正資本主義」に戻そうよ~。チリ、アルゼンチン、ベネズエラ、ギリシャ同様、「財政健全化」で国民をハメようとしている竹中らネオリベや緊縮リベラルは無視するのが吉)。

 

民主主義下でもそれが今の日本のように形骸化していけば独裁や全体主義も生まれるわけだし、今の日本政府の経済政策、新型コロナウィルス対策が思いっきり間違ってるせいで、苦しまなくてもいい人達が大勢苦しんでるじゃないですか~。

(単に気の毒だからこう言っているのではなく、困窮する現役世代や若者を救わないと日本の衰退が早まるからですよ?)

 

ということで、適当に参考記事。

 

 

■最初に、本当は貧乏なのに自分は中流だと勘違いしている日本人が多いらしいので、こちらのツイートやサイトの各種経済データで日本の悲惨な現実を直視しておくといいですよ (他にもあるけど、今思いつくままに)。

 

井上伸@雑誌KOKKOさん (@inoueshin0) / Twitter

 

ツェリ子🐆さん (@huit8elimi250v) / Twitter

 

ちぃ@空気のような存在さん (@chiiko_ot) / Twitter

 

105 統計から見えた日本経済再生の鍵 - 株式会社小川製作所 東京都葛飾区 医療・半導体・航空宇宙 溶接・研磨・精密加工

 

2-1 日本だけ衰退しているという衝撃

 

まずは、FACTFULLNESSに倣って、OECDや日本政府の公表しているデータをグラフ化し、自分なりに統計的事実をまとめてみる事から始めてみよう、と思いました。

 

あくまでも自分の興味で、自分の勉強として調べてみる、という程度の試みだったのです。
ところが、調べていくうちに、平均所得は下がっているし、GDPは停滞しているし、物価は上がっていないのは、「日本だけ」という事実に早々に気づいてしまいました。

 

ニュースなどで「実質GDPが0.3%の成長」等と聞いていたので、基本的には日本は他国と同様に経済成長をしているものだとばかり思っていたのですが、そのような思い込みが即座に否定されたのです。
そこからは調べるあらゆるデータが、右肩上がりで成長する世界のなかで、一方的に衰退する日本の姿を裏付けるようなものばかりで、大きな衝撃を受けました。

 

何となく、「うまくいってないのかな?」と感じていた日本の経済が、そんな悠長なレベルではなく、今まさに危機に瀕しているという事がわかってきました。
実は日本では私が知らないだけで、何か構造的な変化があって、仕事の価値が変わってきているのだろうという予想は裏切られました。

 

単に仕事の安売りが横行しているだけで、最終的には消費者でもある多くの国民が貧困化しているだけではないか、という事実を思い知らされたのです。
しかも、どうやらそのように貧困化が進む国は、先進国の中では日本だけ、という事もわかりました。

 

これは、自分の会社だけが良ければ良い、というレベルの話でも、製造業という業界だけの話でもなく、日本全体の抱える喫緊の課題であると直感しました。

 

補足。

 

MMT太郎🐾消費税は廃止🐶国会に緊張感を!さん(@MMT20191)が10:34 午前 on 金, 11月 12, 2021にツイートしました: 2021年10月15日

 

森井じゅんさん
コロナの前から日本は30年一人負けなんです。構造改革も間違っていたし、消費税も間違い、色んなものが間違ってきたからなんですね。
私が主張したいのは
消費税の廃止、社会保険料の減免、それから構造改革の巻き戻し。先ずこれが最低限必要なところだと思ってます https://t.co/b8bTK3c3qJ (https://twitter.com/MMT20191/status/1458971416431259656?t=0wNvHOFL4w22ZSWupTFXRA&s=03)

 

池戸万作さん(@mansaku_ikedo)が8:53 午後 on 金, 11月 12, 2021にツイートしました: 構造改革や規制緩和を行ったら、どこからお金が湧いて来るのでしょうか?企業が借金して投資が増えるのか、貯金をしている人がお金を使うようになるのか?そういう新たな動きがなければ、構造改革や規制緩和では全く経済成長しません。また、値下げ競争になったり、他の個人消費が減ったら無意味です。 (https://twitter.com/mansaku_ikedo/status/1459127288063168516?t=yOct6So0qaSz2GYeJHtkEA&s=03)

 

大晦日の炊き出し現場、そして「明日を生きてもいいですか」デモ。 | ハフポスト

 

年末年始、困窮者を連携支援 都内6団体が生活用品配布や相談 | 毎日新聞

 

10万円「もらいたかったよ…」師走、炊き出しに並んだ男性の思い:朝日新聞デジタル

 

過去最高人数が炊き出しに並ぶ「コロナ後の地獄」の現実(FRIDAY) - Yahoo!ニュース

 

2021/12/22(水) 13:02配信

 

「各地の炊き出しには大勢の人が並んでいる。新型コロナが広がってから1年9か月。感染は収束したようにみえますが、コロナによる困窮はまったく収束をみせず、さらに深刻化しています」

 

【画像】東京都に対し困窮者への支援を訴える民間支援団体

 

こう語るのは「反貧困ネットワーク」の瀬戸大作さんだ。

 

「昨年よりも、かなり厳しい状況です。僕のところにSOSの連絡をしてくるのは、全体の6割が20代から30代の若者です。コロナ禍に仕事を失い、春、夏の間は公園で野宿して過ごしていた若い人たちが、ここにきて寒さに耐えられなくなって電話してくるんです」

 

もう、外で寝られる季節ではない。

 

◆2021年は、過去最高人数が炊き出しに並んだ年

 

炊き出しで食料支援をしている「特定非営利活動法人 TENOHASHI」代表の清野賢司さんは、

 

「先月、11月27日の炊き出しには、史上最高の472人が並びました。2019年の同時期は145人、昨年が293人。今年に入って、並ぶ人は右肩上がりに増え続けています。3分の1が、ホームレスの状態にある人で、あとの3分の2は『住む家はあるけれど、お金がない、仕事を失った』という人です。

 

先日の相談会にきた男性は28歳で、失業手当がまもなく切れる、貯金も底を尽きたと言います。『仕事が見つかるまで、なんとか生きるために並んでいます』と。あちこちの炊き出しを回って食費を節約しているんです。これまで、かろうじて踏みとどまっていた人がその綱渡りから転落していく、それが今の状況です」

 

「医療相談会にも過去最多の人が訪れました。風邪や腰痛といった体の不調だけでなく、心の相談が増えている。住まいのない方のためのワクチン接種も進めています」(認定NPO法人 世界の医療団·武石晶子さん)

 

民間の支援団体が、公園などを会場に行なっている「相談会」は、どこも利用者が増え続けているのだ。行政に繋がり、生活保護などの支援に辿りつける人ばかりではない。

 

「精神的な困難を抱えて、野宿生活をしている人がいます。そして今、女性の野宿者が増えているんです。この寒いなか、なんでこんなに多くの人が、公園で野宿しなければならないのか…」(瀬戸さん)

 

◆「いつも不況だった」女性の苦しみが炙り出された2021年

 

女性のための相談会を行なっている実行委員会のひとり「一般社団法人 エープラス」の吉祥眞佐緒さんは、きっぱりと言う。

 

コロナで、女性不況という言葉が言われています。けれども、女性は今までだってずっと『不況』だったんです。それが、コロナ禍に顕在化しただけ。DVの相談も増えています。

 

ある日突然、夫から『家を出ていってくれ』と言われるんです。子どもを連れて追い出される。かと思えばある日突然、夫が出ていった、というケースも。どちらにしても、収入のない専業主婦の妻は途方にくれます。相談窓口にたどりついても、交渉ごとに慣れていない女性は支援を諦めてしまう。そんな現状をみて『女性のための相談会』を行なっています。相談を受けるのも、ボランティアも全員女性です」

 

女性にとって、相談会に出向き、個人的なことを話すのは「ハードルが高い」と、吉祥さんは言う。12月25日、26日の2日間、新宿区の大久保公園で「女性による女性のための相談会」が実施される。ここでは、生活相談、医療相談を受け付け、食料や生活用品の用意もあるという。

 

「屋外の会場ですが、温かいお茶を用意しています。困っていることがある人は、どうか相談会にいらしてください」(同実行委員会)

 

◆寒い路上で寝る人がいないように

 

コロナ禍にあって、民間の支援団体の活動は根気強く進められているが、「そろそろ限界に近づいている」という。年末年始、住まいのない人のための支援を東京都に要望した。

 

「役所が休暇に入る期間、路上の人、困っている人の行き場がなくならないように、年末年始は各団体が支援の場を開設します。隙間なく相談会などを行うことで、誰ひとり取りこぼさないようにしたい」(瀬戸さん)

 

東京都内では「年越し大人食堂」(12/30、1/3開催)、「年越し支援コロナ・被害相談村」(12/31、1/1)、「TENOHASHI」(12/29、31、1/2)など、いくつかの民間団体が、日程、時間をずらして相談会を実施する。

 

「この間まで『普通に働き、普通に暮らしていた』人が、困窮しているんです。コロナ収束後の地獄です。寒空の下、公園で眠る人がいてはいけない。このままでは、国が潰れてしまう。これはもう、ひとごとではないと感じています」(瀬戸さん)

 

一見「落ち着いた」ように見える今。聞こえてくる悲鳴に、われわれの社会はどう答えるべきだろうか。

 

(略)

 

「コロナではなく貧困に殺される」困窮者支援現場から聞こえる悲鳴 | FRIDAYデジタル

 

この瞬間にもSOSが…「五輪開催即刻中止を」の声

 

2021年05月07日|社会・事件

 

「いま、この瞬間、家を追い出されて、路上に追いやられる若者がいます。いま、この瞬間、おなかをすかしている子どもがいます。その子どものために炊き出しに並ぶ親御さんがいます。そして、いま、いのちを断つことを考えている大勢の人たちがいます」

 

5月6日、「つくろい東京ファンド」の稲葉剛さんは、参議院厚生労働委員会でこう訴えた。

 

(画像)東京・四谷の聖イグナチオ教会で開かれた「大人食堂」に大勢の人が集まり、お弁当や食料を受け取った。こうした民間の支援も限界にきている。国をあげて感染症対策と貧困対策をしなければ大変なことに 撮影:tenhana

 

長引くコロナ禍に、日本の貧困が加速している。GWの5月3日、5日に行われた「大人食堂」には660人の人が訪れ、食料の配布や生活相談を受けた。

 

「コロナ以前、こうした食料支援の現場に来られる方は中高年の単身男性がほとんどでした。が、今では10代20代の若者、女性、お子さん連れ、外国籍の方などさまざまな方が支援を求めて集まっています」

 

稲葉さんは、困窮者支援活動を始めて27年になる。

 

「これほどまでに多く、多様な人が困窮している状況は、過去に見たことがありません」

 

役所など公共の相談窓口が閉まる年末年始に続き、この連休にも開催された「大人食堂」。ほかにも毎週の炊き出しや「相談会」などの困窮者への支援活動を、民間の団体が行っている。

 

「自助も共助も、もう限界です。今こそ公助の出番だ、と、この1年間叫び続けてきました。けれども、公助の姿は見えません」

 

じっさい、民間の支援団体のスタッフたちはもう限界に近い活動を続け、さらに深まる一方の困窮、「底が抜けた」といわれる現実に向き合っている。

 

「死にたい」というメールに駆けつける毎日

 

「支援を求めるメールに『死』の文字が増えました。心をやられてしまった若い子が増えている。お金がなくて寂しくて、もう死にたいって」

 

新型コロナ災害緊急アクションの瀬戸大作さんは、こう言う。

 

この1年、自死が増えてしまった。多くの人がコロナだけではなく「貧困」で亡くなっている。どうすれば、この惨状から抜け出せるのだろうか。

 

「民間の力では限界です。命を落とす前に、最後のセイフティーネットである生活保護を利用することです。そのために、政府はもっと広報をしてほしい。かつて、一部の政治家が行った『バッシング』がいまだ尾をひいています。生活保護は権利であることをあらためて広く知らせてほしい」(稲葉さん)

 

この1年、生活苦による自死が増えた。大阪で、餓死した親子のニュースもあった。東京では所持金8円で路上にいた女性が殺される事件もあった。

 

あのとき、芸能人の家族の受給をとりあげて猛バッシングを展開した政治家は、その影響がここまで国民を追い詰めていることに気付いているだろうか。

 

「今日、食べるものがない人が大勢いる一方で、富裕層といわれる人たちはコロナ禍に金融資産を増やしている。二極化がどんどん進んでいます。貧富の差があることは、誰にとっても不幸な社会だと思います」(稲葉さん)

 

コロナ禍の長期化で仕事を失い、経済的な困窮だけでなく、精神的にも疲れ切ってしまった人たち。炊き出しには、若い男性女性や年配のご夫婦、そしてお母さんが子どもと一緒に並んでいた。

 

「流通の仕事をしていますが、シフトが減って収入が半分になってしまいました。中学で食べ盛りの子がいるので、食費がかかります。食料がいただけるのはほんとにありがたいです」

 

「勤めていた飲食店が閉店して、仕事がなくなった」という男性もいた。「警備の仕事を昨年11月に失い、貯金を切り崩して生活している」という男性は、「生活相談でいろいろわかったので、生活保護を受けることを考えます」と話していた。

 

(画像)英隆一郎牧師(中央)は「教会は野戦病院たれ」という言葉をもって会場を提供した。稲葉剛さん(右)は国会で、外国人の生活や医療についても言及している。瀬戸大作さん(左)の携帯には「死にたい」というメールが毎日のように届く

 

政府は一体どこに…?

 

厚労委員会で稲葉さんはこうも言った。

 

「政府は一体、どこにあるのでしょうか。この国に政府が存在している、ということが現場からは見えないのです」

 

しかし、委員会で稲葉さんの発言に注目し、質問をしたのは野党議員だけ。政府与党の議員からはひとりとして、質問も意見もなかった。

 

「日本には政府がある。貧困に苦しむ人に、いのちと暮らしを守る政府があるということを行動で示してください」

 

そんな悲痛な声も、彼らには届かなかったのだろうか。

 

「オリンピックは即刻中止してほしい。貧困によって死に追いこまれる人がいる状況の、誰が責任をとるんでしょう。今は、国力の全てを感染症の対策と貧困対策にふりむける時だと思います」(稲葉さん)

 

「大人食堂」で生活相談にあたっていた弁護士の宇都宮健児さんは5日、「東京五輪開催中止」を求めるオンライン署名を呼びかけた。わずか2日半で、21万5000筆の署名(7日17時現在)が集まった。署名は増え続けている。これが、国民の「声」なのだろう。

 

7月に都議選、そして秋には衆院選が控えている。特別な資産をもたない「普通の」人…いつ困窮するかわからないわれわれの「声」を聞き取れる政治家はいるだろうか。

 

(画像)GWの聖イグナチオ教会。「大人食堂」には、660人の人が集まった。さまざまな団体が運営・相談にあたり、多くの支援食料が提供された。しかし、この場所が要らなくなる社会が必要なのだ

 

しかし、日本におけるおとな食堂・こども食堂・教会等のボランティア活動は、或る意味、フランスのボランティア活動や海外の教会の救貧活動みたいなことを賞賛・推奨していた「芸能人の家族の受給をとりあげて猛バッシングを展開した政治家」=片山さつきにとっては、まさに「我が意を得たり」といったところでしょうねえ。
もう、人間の皮をかぶった化け物は政界から追い出すしかないですよ。
というか、そんなん自民党が大好きな神社本庁と創価学会と旧統一教会にやらせろよ(怒)!

 

年末年始、困窮者を連携支援 都内6団体が生活用品配布や相談 | 毎日新聞

 

生活保護利用を阻害する「扶養照会」をやめてください

 

稲葉剛 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授

 

2021年01月25日

 

この冬、全国各地で続けられている生活困窮者支援の現場で異変が生じている。

 

 支援を求めて集まる人が増加しているのに加え、従来とは異なる層の人たちが炊き出しの列に並ぶという現象が起こっているのだ。

 

「年越し大人食堂」 飢餓レベルの現状あらわに

 

今年の正月、東京・四谷の聖イグナチオ教会のホールを借りて、「年越し大人食堂」という企画が2日間(1月1日と3日)、開催された。

 

 仕事が途切れ、公的な福祉の窓口も閉まる年末年始は、生活困窮者にとって厳しい時期である。「年越し大人食堂」は、その時期に温かい食事を介して気軽に相談できる場を作ろうという趣旨で、一年前の年末年始に初めて私たち複数の生活困窮者支援団体の関係者が企画したものである。この時は、普段、ネットカフェに暮らしている若者や路上生活の高齢者など、各回数十人が集まり、料理研究家の枝元なほみさんが作ってくれた美味しい食事をみんなでいただいた。

 

 それから1年。コロナ禍の影響で貧困が急拡大する中で開催された今回の「年越し大人食堂」には、元旦に270人、3日に318人と、前年の数倍にのぼる人が集まった。

 

コロナ対策のため、今回はお弁当の配布という形になったが、枝元さんがボランティアとともに奮闘し、各回300~400食ものお弁当を作ってくれ、全員に食事を提供することができた。

 

 会場には中高年の男性の姿に混じって、お子さん連れで来た人や若者、外国人の姿も目立っていた。話を聞くと、3人家族の全員が食べ物の確保に苦労をしており、各地の炊き出しをはしごして食料を集めている、という声もあった。

 

 老若男女が食事を求めて列を作る光景は、飢餓レベルの貧困が広がり、私たちの社会の底が完全に抜けてしまっていることを意味していた。それは、これまで生活困窮者支援を27年間続けてきた私も見たことがない光景だった。

 

[49]底が抜けた貧困、届かぬ公助~コロナ禍の年越し炊き出し会場の異変 - 稲葉剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

 

行政窓口の年末年始対応が実現 支援の力に

 

 お弁当が配布されている会場の隣のホールで開催された生活・労働・医療・法律に関する相談会にも、元旦に45人、3日に72人もの方が相談に訪れた。相談会でも、所持金がすでに尽きている、充分な食事も摂れていない等、深刻な内容の相談が多かった。

 

 コロナ禍の影響で貧困が拡大する中で年末年始を迎えるにあたり、厚生労働省は各自治体に対して、通常、閉庁期間となる年末年始も福祉の窓口を開けておくことを依頼していた。

 

拡大生活保護の相談窓口

 

 この呼びかけに応える形で、東京都内でも一部の区市が年末年始期間も日を決めて窓口を開けるという対応をおこなった。特に豊島区と江戸川区は、年末年始の6日間、休みなく窓口を開けて、生活保護の申請を受け付けたり、住まいのない人に東京都が用意したビジネスホテルを紹介したりという対応をしてくれた。

 

 一部の区が窓口を開けてくれたおかげで、年越し大人食堂等、年末年始に各支援団体が開催した相談会では、現場からすぐに行政の窓口に行き、公的支援につなげるという対応が可能になった。

 

 コロナ禍という特殊な状況とは言え、人々の命と生活を守るために、これらの自治体が積極的な対応をおこなったことは特筆すべきことである。こうした動きが来年度以降もぜひ広がってほしいと願っている。

 

生活保護の申請を避ける人々

 

 だが、ここでもネックになったのは、相談者の中に生活保護の申請を忌避する人が多いということであった。

 

 「生活保護だけは受けたくない。他に方法はないでしょうか」

 

 昨年春以降、生活困窮者支援の現場で、この言葉を何度聞いたであろうか。

 

 年末年始の活動でも、すでに住まいがなく、所持金が数十円、数百円しかないという状態の人から同じ言葉を聞かされる機会が多々あった。

 

[49]底が抜けた貧困、届かぬ公助~コロナ禍の年越し炊き出し会場の異変 - 稲葉剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

 

忌避感の背景――「家族に知られるのが嫌」

 

 この忌避感の背景を探るため、私が代表理事を務める一般社団法人つくろい東京ファンドでは、年末年始の各相談会に来ている人を対象に緊急のアンケート調査を実施した。

 

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(残り:約2939文字/本文:約4678文字)

 

雨宮処凛

 

この年末年始、一人も困窮で死なせない。困窮者に届け!年末年始の支援情報〜炊き出し、相談会、大人食堂など〜 | ハフポスト

 

こんなに厳しい年末を迎えるのは初めてだ。

 

2020年12月24日 11時23分 JST | 更新 2020年12月24日 11時23分 JST

 

12月19日、私は日比谷公園にいた。

 

この日開催されたのは、「なんでも相談会」。4月から開催されている「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも電話相談会」と同時に開催された。5回目となる電話相談には全国から500件ほどの相談が寄せられ、日比谷公園の「なんでも相談会」には52人が相談に訪れた。食料支援の食料を受け取りにきた人は120人。当日は私も相談ブースを担当し、4人の相談に対応した。

 

4人のうち、男性は3人、女性が1人。女性は40代、男性は60代が1人で40代が1人、30代が1人。全員がすでに住まいのない状態で、うち3人は公園や路上での寝泊まり。所持金は、もっとも多い人で4000円。もっとも少ない人でゼロ円。このような場合、住まいと生活費を確保できる公的制度は今のところ生活保護制度しかないのでその利用を提案するも、60代男性のみが利用を承諾し、後日、支援者と福祉事務所を訪れることに。しかし、他の2人は「しばらく考えさせてほしい」。もう1人は「とにかく自力で頑張る。生活保護だけは嫌だ」という答え。数日分の宿泊費、食費などを支給し、連絡を待っているという状態だ。

 

コロナ禍以降、定期的にやっている炊き出し以外で初めてこのような野外での相談会が開催されたわけだが、私が対応した4人だけで、全員がすでに住まいも失い、所持金も尽きかけているという事実に改めて事態の深刻さを噛み締めた。なぜなら、この相談会は労働や生活、健康、学費問題などの相談を想定しているもので、住まいのない人に特化した相談会ではないからである。それなのに、担当した全員がホームレス状態。中には今年の5月頃から住まいがないという元イベント関係の仕事の人もいた。仕事が途切れる年末年始、事態はさらに深刻になる可能性がある。

 

ということで、この年末年始には様々な取り組みが予定されている。

 

まずは私も属する「新型コロナ災害緊急アクション」。つくろい東京ファンド、ビッグイシュー基金、反貧困ネットワーク、NPO法人POSSEと共催で年末の緊急相談会と「年越し大人食堂2021」を開催する。概要は以下だ。

 

(略)

 

それにしても、こんなに厳しい年末を迎えるのは初めてだ。

 

貧困問題に取り組んで14年。リーマンショック後の2008年の年越し派遣村、その翌年、オリンピックセンターが年末年始に開放された公設派遣村も経験してきた。15年から毎年、年末は都内や関東近郊の炊き出し現場を回ってきた。

 

年々炊き出しに並ぶ人が若年化し、昨年末は「ロスジェネの多さ」に驚いた。「この国の底が抜けている」。そんな光景を見るたびに思った。しかし今年、突然猛威を振るったコロナ禍は、リーマンショックの比ではない打撃をこの国にもたらした。格差と貧困がじわじわと深刻化する中、それでもギリギリ生活していた人たちにとって、文字通り「トドメの一撃」となってしまった。

 

ネットカフェで暮らしていた人、ダブルワークをすることでなんとかアパート生活を維持できていた人、自分は貧困とは無縁だと思っていた人、20年以上、寮付き派遣で全国各地の工場を転々としてきた人。そんな人たちからのSOSが、この春からひっきりなしに届き続けている。家賃を滞納してもうすぐ追い出されるというアパートの一室から、ネットカフェから、深夜のファストフードから、コンビニから、車上生活をしている車から、悲鳴のような「助けて」の声が上がっている。

 

そんな人たちと出会うたび、「よく生きててくれた」と思う。気がつけば、春頃から支援者たちは「よく生きててくれた」が口癖のようになっている。本当に、よく生きていてくれた。よく死なないでいてくれた。それしか言葉が見つからないような、それほどに追い詰められた人たちと多く出会ってきた。何人もの涙と怒り、やるせなさに触れた。

 

11月、新型コロナ災害緊急アクションの政府交渉に、ベトナム人僧侶のティック・タム・チーさんが同席してくれた。新型コロナウイルス感染が拡大してから、タム・チーさんのもとにはベトナム人実習生、留学生からの相談が殺到している。これまで、北海道から沖縄まで約1万9000人に70トンの米を送り、関東には4ヶ所の保護施設を作って600人以上を保護してきたという。生活苦や帰国できるかという心配から不安定になる若者も多く、中には自殺を図った人もいる。そんな若者たちのメンタルケアもしつつ、これまでに数百人の帰国を支援してきたそうだ。

 

そんなタム・チーさんは、「ベトナムには、『破れてない葉っぱは破れた葉っぱを包むべき』という言葉があります」と口にした。自らが無事であれば、傷ついた誰かを助けるべきという意味だろう。翻って、少し前の日本にもそんな言葉はあったような気がしたけれどどうしても思い出せない。思い出そうとしても、「自己責任」「人に迷惑をかけるな」「全部お前が悪いんだ」という言葉にかき消されてしまう。

 

だからこそ、今、私たちは「助け合い」を実践している。「自助」を強調する政治に対しての最大限のカウンターであり、弱者を見捨てる政治への、必死の抵抗でもあるのだと思う。「新型コロナ災害緊急アクション」では、4月から困窮者に対してもう5000万円以上の給付をしている。民間が数千万円の給付をしていることの異常さを、政治は自覚してほしい。そして、恥じてほしいと思う。

 

とにかく、この年末年始、一人も困窮で死なせない。そんな覚悟で支援者たちは寒い中、奔走している。そして年末年始も休み返上で困窮者支援を続ける。私も現場に張り付く予定だ。だけど本当は、「一人も死なせない」という覚悟は、政治にこそ求められるものではないのだろうか。

 

願わくば、来年の年末年始は、ボランティアで走り回った支援者たちがゆっくり休めるよう、「公助」が機能しますように。そんなことを願いつつ、年末年始に備えている。

 

(2020年12月23日の雨宮処凛がゆく!掲載記事「年末年始の支援情報!〜炊き出し、相談会、大人食堂などなど〜の巻」より転載。)

 

 

気分転換用オマケ

 

【『タイガーマスク』イタリア語版】

 

イタリア語版にありがちなサビらしいサビがない脱力主題歌(笑)。

 

 

 

イタリア人は本編も大量にUPしてくれるから有り難いな~(笑)。

 

L'Uomo Tigre - La fuga di Kenta (Episodio 2) HD - YouTube

(ゲゲゲの鬼太郎とか星飛雄馬のお面が出てくるのがイイ!)

 

 

【リボンの騎士】

 

手塚プロダクション公式チャンネル

11/12~1/6 14時まで期間限定配信中。

 

これも、昔、イタリア語版とフランス語版で全編観たな~(笑)。

 

【公式】期間限定配信 リボンの騎士 1話~4話 – YouTube

 

 

【公式】期間限定配信 リボンの騎士 49話~52話 – YouTube

 

『火の鳥』も観たいな~。

 

【公式・Youtube初配信】期間限定配信 火の鳥 1話『黎明編 その一』 手塚プロダクション公式チャンネル

 

 

追記

 

 

潜水艦カッペリーニ号の冒険|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 - 無料で動画見放題

 

 

これまだ観てないし、恐らくそういうドラマにはなってなさそうな予感がするけど、もしかして、モデルになったイタリア軍人は、結局、イタリアに見放されて「子供を愛さない親(国家)に忠誠は尽くせない」という言葉をのこしたあの人かな…。
今の日本がまさにそうですが。

 

というか、ウソつきおじさん池上彰が解説してたんでこれまたオマケで。

 

#池上彰のニュースそうだったのか - Twitter検索 / Twitter

 

#池上彰のニュースうそだったのか - Twitter検索 / Twitter

 

しかし、これならイタリアの必死でない人間魚雷「Maiale (マイアーレ)」と日本の自殺兵器・人間魚雷「回天」の違いでも特集すればいいのにさ。

 

昔こっぽり。